吉高由里子、8年ぶりのラブストーリーは「新しい挑戦がたくさん詰まっている」
まるで姉のような気分になってしまいました(笑)
――塁役の横浜流星さんとは初共演となりました。ご一緒した感想を教えてください。
横浜さんは、テレビやネットで見ない日はないというくらいの方ですよね。体がいくつあっても足りないくらい、お忙しいだろうなと思っていたんです。実際に現場でお会いした彼はものすごく真面目でストイック。それにあどけないところもあって、なんだか放って置けないような気もして。まるで姉のような気分になってしまいました(笑)。
――横浜さんは、キックボクサーとしての役づくりのために1か月で10キロの増量をしたと聞きました。
どこか自分を追い込むように役づくりをしているようにも見えました。おそらく負けず嫌いな部分もあって『自分に負けたくない』という気持ちが、彼を奮い立たせているのかもしれません。初めての顔合わせからどんどん体つきが変わっていったので、ものすごい努力家だなと思いました。明香里が塁におんぶをしてもらうシーンがあるんですが、筋肉がすごかったですね! そういった彼のひたむきさや、純粋さ、たまに見せるさみしそうな目も塁役にぴったりだったと思います。また声も印象的です。優しくて、ほっとするような声が、まさに塁!という感じでした。
――明香里と塁が愛を育んでいく姿にも、ドキドキとさせられます。おんぶのシーンも印象的でした。
あのシーンは、撮影初日だったんです。初日からおぶってもらって、なんだか申し訳ないような気分にもなって…(笑)。横浜さんのおんぶには、温かな心地よさを感じました。きっと明香里も塁の温かさに触れて、心を開いていったんだと思います。
――三木監督は、吉高さんの“座長ぶり”を絶賛されていました。主演として作品に入るときに心がけていることはありますか?
自分が誰より先輩だとか、主演だということはあまり考えずに、「この現場は絶対に自分が一番楽しんでやるぞ!」という意気込みで毎回、臨んでいます。そうした方が、作品に対する愛着もどんどん湧いてくるし、自分の中で大切な思い出にもなっていく。いつもその楽しさを、自分の中にも取り入れたいなと思っています。
10月23日(金)公開
監督=三木孝浩/出演=吉高由里子、横浜流星、
やべきょうすけ、田山涼成、野間口徹、岡田義徳、
町田啓太/風吹ジュンほか
©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
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