清史郎の“成長”ぶりに宮藤官九郎もたじたじ!?
テレビ朝日系で、10月21日(金)からスタートする金曜ナイトドラマ「11人もいる!」の制作発表記者会見が、都内のスタジオで行われ、出演する神木隆之介、光浦靖子、加藤清史郎、星野源、有村架純、金井美樹、平岡拓真、赤石那奈、福島北斗、福島海斗、広末涼子、田辺誠一、そして、脚本を務める宮藤官九郎の計13名が出席した。
同ドラマは、神木演じる高校3年生にして大家族の問題を一人で背負い込む長男・一男ら真田家の“絆”を宮藤らしさ満載のコメディータッチに描いた作品で、仕事のないカメラマンの父・実(田辺)、家庭的で貞淑な妻・恵(光浦)、そして8人の個性豊かな子供たち、計10人の貧乏一家が織り成すホームドラマとなっている。
主演の神木は「一男という男は人のために良かれと思ってやっていることが、どんどん空回りして変な方向に行ってしまう。だけど、彼は常に全力で前しか見ていないので、『何で俺ばかりこんな目にあわなければいけないんだ』と勝手に背負い込んでイライラしているという、だけどちゃんとした家族の長男という男です。なので、これからも長男らしく頑張って前に進んでいきたいと思います」と意気込みを語った。
一男の母・恵を演じる光浦は「最近、母性の行き場に困っていまして、やっと願ったりかなったりな状況で本当に楽しい現場です。後妻に入ったという設定なので、血がつながっているのは才悟(さいご 加藤)ちゃんだけなんですけど、みんながお母さんって言ってくれるのが楽しいです!」と母親気分を満喫している様子。
才悟役の加藤は「僕が初めてせりふをいただいたドラマの脚本が宮藤さんで、監督が片山(修)さんでした。今回も一緒にお仕事できてすごくうれしいです。才悟は、8人兄弟の一番下なんですけど、(家では)僕は3人兄弟の一番上なので、今回お兄ちゃんやお姉ちゃんがいっぱいいて、撮影に来るのが楽しいです」と大人顔負けのあいさつを披露。
久々の連続ドラマ出演となる広末は「光浦さんと逆で、今、母性のど真ん中にいる私にこんなに乱雑で言葉遣いの悪いお母さん役を書いてくださった宮藤さんに感謝します(笑)。幽霊と言ってもファンタジーのようなストーリー展開で、とても異空間にいさせてもらっている気分で、毎話、本を読むのも撮影もとても楽しませていただいています。見ていただく方にもそんな気持ちでご覧になっていただけたらと思います」とほほ笑みながらアピールした。
脚本家の宮藤は「清史郎くんが最初に喋ったせりふは僕の書いた脚本で、1歳とか2歳とかなんで絶対覚えてないはずなんですけど…。そんな清史郎くんが今回の現場では『マネジャーを紹介します』って言ってきて、年月ってすごいなって。子供って巣立っていくんだなって思いました(笑)」とあいさつし、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
また、会見後には劇中にも登場する駄菓子のカツが入った「『日だまり』風意外とカツカレー」が神木、田辺ら出演者たちから振舞われる試食会が開かれ、集まった記者をもてなす新しい試みを行った。
10月21日(金)スタート
毎週金曜夜11.15-0.15 テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なります