渡辺謙が自ら企画&主演を務めるスペシャルドラマ「愛・命」の放送が決定!
名優・渡辺謙主演で、警察や役所などを頼ることができない人の最後の“駆け込み寺”を舞台に、悩める人々を救済するさまを描くドラマ「スペシャルドラマ 愛・命」が、この冬にテレビ朝日系で放送されることが分かった。渡辺は暴力や虐待など、さまざまな悩みを抱える人たちを救済するため、NPO法人「日本ソーシャル・マイノリティ協会」(現在の一般社団法人 日本駆け込み寺)を設立した実在の人物・玄秀盛(げん ひでもり)氏を演じる。
同ドラマは、渡辺が「本音で生き、弱者を救うために命を懸ける真実のドラマ」として、「愛、そして命」をテーマに、現代の日本で未来を見失っている人たちに希望を与えるドラマを作りたいという衝動に突き動かされて企画した。渡辺が演じる玄氏は、どん底の幼少期を送り、中学時代からグレ始め、成人後には金の亡者となって30以上もの職を転々としてきた、言わば人生の“落伍者”だった。だが、自分が白血病の原因ウイルスに感染したことを知ってから、玄氏は自らの死と向き合い、生きていることの証しを得るために弱者救済のボランティア活動に目覚め、これまでに1万人以上の人を救済してきたという偉大な人物。そんな玄氏の魂の叫びにも似た生きざまが、渡辺の心を捉え、'09年6月に2夜連続で放送されたスペシャルドラマ「刑事一代」などでタッグを組んだ巨匠・石橋冠監督にドラマ化を提案。渡辺の情熱が実を結んだ形で、この冬、テレビ朝日系にて石橋監督とタッグを組み、スペシャルドラマ化されることが決定した。
さらに、渡辺のこだわりはキャスティングにも及び、渡辺演じる平山秀盛と深く関わることになるフリージャーナリスト・中原洋子役には永作博美を切望。渡辺は永作について「確かな技術と高いパッション、柔らかい雰囲気と内に秘めた強さ、そういった良い意味でのバランスの悪さを持つ彼女こそがこの役を演じるのにピッタリだと思いました」とラブコールを送り、永作と共に“魂の込もった作品”を作り上げることを誓った。
本作のドラマ化について、渡辺は「テレビ朝日、そして監督の石橋冠さんと再び仕事をさせていただく機会を得て、この企画を提案しました。このドラマは“叫び”だと思っています。どこにもぶつけられない悲しみを、怒りを、そして喜びを叫びたいと思っています。竹山洋さんの刺激的な脚本を全スタッフ、キャストと格闘しながら命の続く限りを尽くして叫びたいと思っています」とコメントを寄せた。
今冬テレビ朝日系で放送