ドロンジョ様や甲本ヒロトもお祝いに!「タツノコプロ」50年の歴史を展示!!
アニメ制作会社・竜の子プロダクション(以下タツノコプロ)は創立50周年を記念して、8月8日~20日(月)まで松屋銀座8階イベントスクエアにて、展覧会「50周年記念 タツノコプロテン」を開催。初日の8日、オープニングセレモニーが行われ、「ヤッターマン」のドロンジョ役でおなじみの小原乃梨子や、肝付兼太、神谷明、梶裕貴、大久保瑠美らの声優陣に加え、タイムボカンシリーズの大ファンというザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトが参加した。
竜の子プロダクションは'62年の創立以来、動物たちが繰り広げるメルヘンタッチな世界「昆虫物語みなしごハッチ」、リアルな近未来感が魅力のSF作品「科学忍者隊ガッチャマン」やエンターテインメント性あふれる「タイムボカンシリーズ」など数多くのヒットアニメを制作。本展では、創業者の吉田竜夫氏や九里一平氏が描いた迫力の肉筆原画や「ガッチャマン」や「タイムボカンシリーズ」のアニメ制作に使用された設定画やセル原画などタツノコプロが保管してきた貴重なアニメ関連資料約300点が展示される。
セレモニー後に囲み取材が行われ、「タイムボカン」のマージョや「ヤッターマン」のドロンジョなど悪玉トリオの女ボスを担当してきた小原は「“スカポンターン!”“や~っておしまい!!”というせりふがいまだに受けていて、テレビのナレーションやCMをいただきます。タイムボカン、タツノコさん万歳です」とドロンジョ調にコメントし、記者たちを沸かせた。肝付は「僕が出演していたのは45年前で、最近は昨日のことも忘れるんですけど、ここに来てみて、あーそうだそうだと懐かしい気分です。きょう一日楽しんで帰ります」とコメント。神谷は「僕はタツノコのアニメーションで育ったと言っても過言ではないぐらい新人の頃お世話になりました。皆さんに手を引かれ、こんなに大きくなりました。これからは僕が力を貸して一緒に歩んで行ければと思います」と感謝の気持ちと意欲を見せた。
また、タツノコプロ50周年記念OVA作品「一発必中!デバンダー」の主人公・春風一馬を演じる梶は「作中の名台詞“ポチッとなー”というせりふを言わせていただいて、すごくうれしかったです。この「デバンダー」という作品が、小さな子たちがタツノコプロの作品に興味を持つ新しいきっかけになってくれたらうれしいなと思います」と次世代へと続く作品をアピール。
ファン代表として登場した甲本は「僕はタツノコプロが誕生した翌年に生まれたので、まさにタツノコに育ててもらった子供のひとりです。僕が最初にもらったニックネームが(「おらぁグズラだど」の)グズラでした。両親は悲しかったかもしれないけど、僕はうれしかった。今でもグズラな自分は僕の中にいると思います」と甲本らしいコメントを残した。
8月8日(水)~20日(月)
東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて
一般1000円、高大生700円、中学生以下無料