NHKの新刑事ドラマ“トトリ”のキーワードは「中途採用枠」!?
NHK総合で11月3日(土)から放送されるドラマ「実験刑事トトリ」の制作発表会見が9月27日に行われ、主演の三上博史、高橋光臣、栗山千明のほか、脚本を手掛けた西田征史氏が登場した。
本作は、ある思いを抱き43歳にして動物生態学の研究者から新米刑事になった都鳥博士(ととりひろし)と、正義感の強い28歳の警視庁捜査一課刑事・安永哲平がコンビを組んで事件を解決していく刑事ドラマ。
脚本は「怪物くん」や「妖怪人間ベム」などを手掛けた若手脚本家・西田征史氏の完全オリジナル。西田は「刑事もののバディ(相棒)でとにかく面白い話をというオファーを頂きました。(ドラマの)ポイントは中途採用枠です。中途採用で入ってきた新人(43歳の都鳥)が年上になります。新人に向かって(28歳の刑事・安永は)教えなくてはいけないけれども、(都鳥は)おじさんでもあり気を使いつつ、向こう(都鳥)からは先輩と呼ばれるみたいないびつな関係です。ここが自分の中では大きいところ」と語り、「(ドラマの)リアリズムを大事にしながらも地上から2センチだけ浮いた、そういう作品世界をつくりたい」と抱負を語った。
主演の三上は、元研究者で、論理的に事件に迫る新米刑事という役どころだが、「(撮影開始から)もう2週間が経って、とにかくいっぱいいっぱい。連日の撮影で頭の中がせりふだらけです」と都鳥の台詞の大変さを語りつつも、「ここのところ地味なおっちゃんばかり続いてきたので、今回はリアリズムから少し上がった新しい世界を(ドラマで)つくろうとしています」と意気込み、都鳥とタッグを組む刑事・安永役の高橋も、「キャストの皆さん豪華で、その中で自分がどこまでやるか」と気合たっぷり。さらに、テレビタレント・マコリンを演じる栗山は「マコリンに関しては10センチくらい浮いてます。ウイッグをつけたりコスプレ状態で、今までにないテンションでマコリンを演じています。本当にできあがりが楽しみ」とコメントした。
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11月3日(土)夜9:00-9:58
NHK総合で放送
