映画「変態仮面」撮影秘話!主演・鈴木亮平が撮影中にマジ泣き!?
週刊少年ジャンプの黄金期、'92年~'93年に連載されていたギャグ漫画「究極!!変態仮面」を初めて実写化した映画「HK 変態仮面」が、4月6日(土)新宿バルト9にて先行公開、4月13日(土)から全国で公開される。
同作品は、正義感の強いドM刑事の父とSM女王の母の遺伝子を受け継ぎ、女性のパンツを被ることで正義の味方“変態仮面”となって悪人と戦う主人公・色丞狂介(しきじょう・きょうすけ)の活躍を描いたアクションコメディー。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画「コドモ警察」などで注目を集めている福田雄一が監督を務め、原作の大ファンという小栗旬が脚本に協力するなど、公開前から話題を集めている。今回、本作で初の単独主演を務める鈴木亮平に、作品への熱い思いを語ってもらった。
――まず「HK 変態仮面」の出演までの経緯を教えてください。
最初は、映画「シュアリー・サムデイ」の撮影現場で、(小栗)旬くんと僕で「この作品やりたいね」って言ってたんですよ。旬くんから「亮平にしかできない役があるんだ」って言ってもらってて。そんな話の後に、ムロツヨシくんのトークライブに二人で出たときに、ゲストで福田監督が来ていて、そこで「脚本を書く」って話になったんですよね。
――実際に主演の話をもらったときの率直な感想は?
去年の2月くらいに、福田さんからメールをいただいたんです。「あの場では乗り気だったけど、本当にやる気ありますか? いうても変態仮面ですよ、衣装も知ってますよね?」って念押しされたんですが、「何言ってるんですか? 僕が言い出した話なんですから。むしろみんながやる気あるんですか?」と逆に聞き返したくらいです(笑)
――体作りが相当大変だったそうですが?
変態仮面の見事な体を作らなきゃいけないっていうプレッシャーがすごかったですね。複雑な計算に基づいて体作りをしたので、簡単に説明はできないですけど、1日に6~8回は食事を摂っていましたし、いつジムに行って、どのタイミングで栄養補給しようとか、1年間ずっと考えていました。もう自分の職業がよく分からなくなりましたからね(笑)
――ポージングにはかなりこだわったとお聞きしましたが?
自分で原作のポージングをファイリングしたんですけど、鏡の前で全ポーズを取りましたよ。いろいろ試していくうちによく分かってきたことがあって、原作ではしているポーズだけど、実際にやったら変態仮面っぽくないとか。(漫画のコマ割りだと)一部分に寄っていると成立するけど、体全体を映すとかっこ悪いとかね。自分でビデオをセットして撮影もしたので、DVDに焼いて監督にも渡したし、いつでも見られるように僕の携帯にも動画が入ってますよ(笑)
――現場での撮影の雰囲気はどうだったんですか?
芝居が面白くてみんなが爆笑することはしょっちゅうありましたけど、僕のコスチュームが面白くて笑ったのは、みんな初日だけでしたね。それからはもうみんなヒーロー映画を撮っている感じでした。
――撮影中につい笑ってしまったりとかのNGは?
笑ってしまっても仮面を着けてるから僕の表情が見えないんですよね。だからあんまりNGはなかったかな。それに、台本が変態仮面の葛藤をうまく描いていて、笑うよりもむしろ悲しい気持ちで演じることが多かったです。好きな子に「君のパンティーを俺にくれ!」っていいながら、「なんでこんなことを言わなきゃならないんだ!」と考えると悲しい気持ちになるんですよ。実際、僕は撮影中に何回も泣いてしまいましたから。
――この作品、笑いながら見ていいんですよね?(笑)
もちろん! こんなに真剣に語ると誤解されてしまいそうですけど、基本的に笑ってしか見れない作品だと思うので(笑)。ばかばかしいものをふざけないで真剣に作った作品ですが、それを見て笑ってもらえたら本当にうれしいですよね。
――この作品は女性が見ても大丈夫ですか?
女性向けの作品だと思いますよ(笑)。監督からも「女性が見て美しい体を作ってくれ」って言われて、単純に見て美しいなって体を目指したつもりですから。たぶん、映画が始まって30分もすれば、変態仮面が自然とかっこよく見えてくるんじゃないかな?(笑)
4月6日(土) 新宿バルト9にて先行公開
4月13日(土) 全国ロードショー
公式HP http://hk-movie.jp/index.html