“持ってた”じゅんいちダビッドソンがR-1王者に！
2月10日に「R-1ぐらんぷり2015」の決勝が行われ、サッカー日本代表・本田圭佑選手の物まねネタを披露したじゅんいちダビッドソンが優勝。決勝終了後に、記者会見が行われた。
じゅんいちダビッドソンは、優勝が決まった直後の心境を「びっくりしてますね。驚きと喜びが同時に来ている感じですね」と語った。
また、誰に喜びを伝えたいかと聞かれると、「結婚したんで、まず奥さんに。そして、イタリアにいる本物の方に伝えたいですね」と答えるが、「(本人には)完全非公認です(笑)。知ってるんじゃないかっていううわさしか聞かないので」と、本田選手の物まねが本人非公認ネタであることを明かした。
勝因については、「“持ってた”んでしょうね(笑)。1個だけあるとしたら、1本目のネタで本当はもっと面白どころを詰め込みたかったんですけど、あえて1、2個(ネタを)切ってゆっくりやりました」と話し、決勝進出決定後のインタビューで「決勝戦が終わった後に、一つネタを減らしてゆったりとできればよかった」と振り返った'14年の反省が生かされた様子。
さらに、前回大会と今回の違いを「まじめに言うと、去年は周りの芸人さんとかがすごい評価をしてくれてたネタではあったんですけど、一般ウケがちょっとあんまりだったのかなと思っていて。ことしはちょっと変なネタだったとは思うんですけど、割と一般の方も笑いやすいようなネタにたまたまできました。そういう意味では、去年と同じキャラクターでやってたんですけど、去年を上回るネタができたかなと思います」と分析。
加えて、「ことしはちゃんとスウェットを持ってきまして。リラックスして過ごせたのが、のびのびとできた要因なんじゃないかと思います。やまもとまさみさんと途中二人で(東京・台場の)『大江戸温泉(物語)』にも行きました」と、待ち時間の過ごし方も違ったことを明かした。
本田選手の物まねを始めたきっかけを質問されると「風藤松原の風藤(康二)が『本田選手に似てるから物まねやれば』って言ってきた」と、芸人仲間の薦めだったことを告白。本田選手以外のネタについては、「実は物まねじゃない自分のオリジナルキャラクターのネタが多いんですよ、僕。物まねのキャラクターってのは本田さんだけで、(サッカーブラジル代表の)ネイマール選手の物まねもやってたんですけど、なかなかスベるんです(笑)。オリジナルキャラクターのネタはいっぱいあるので、ちょっとずついろんなところで小出しにできればとは思ってるんですけど」と語った。
今後の目標については「やっぱり芸人なんで、夢はいろんなバラエティーで、このキャラでのトークをやりたいです。どんどん芸能界の空いてるスペースに走り込んでいきたいと思います」と意気込んだ。
最後に、本田選手風に喜びを表現してほしいというリクエストに「そうですね、勝ちはできましたけど勝っただけではね。もう3、4点入れられるチャンスはあったと思うんですよ。そこが今後の改善点といいますか。ただ僕自身ね、逆にいうとまだまだ伸びしろがあるという意味では、それが分かって良かったと思いますね。以上です」と物まねで応えてみせた。
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