「ベイビーステップ」潘めぐみのイメージはシャラポワ
NHK Eテレで4月から放送されるアニメ「ベイビーステップ 第2シリーズ」の取材会が行われ、村田太志、細谷佳正、神谷浩史、潘めぐみ、江口拓也、花江夏樹が出席した。
「ベイビーステップ 第2シリーズ」は、村田演じる主人公の高校生・栄一郎がテニスに目覚め、1年半ほどでプロを意識するまでを描いた第1シリーズの続編。アメリカ・フロリダのテニスアカデミーに舞台を移し、奮闘する姿を描く。
役柄について、神谷演じるアレックスの妹で、同じアカデミーの紅一点・マーシャを演じる潘は「マーシャは人を思いやるというよりは、13歳なので、素直になれない素直さを出したかった。わがままに自分本位に演じてみました」と答え、思春期の感情に重きを置いたことを明かした。
また、同じ日本人で、アカデミーで栄一郎のルームメートになる平敦士を演じる江口は「栄ちゃんの、日本人としての一番の理解者となれればなと」と役柄のままの柔らかい表情で話した。
収録現場について細谷は「(マイク・マグワイヤ役の)堀内賢雄さんとかが面白いことをしょっちゅう言ってくれる。みんなで楽しくわいわいやっている感じです」と雰囲気の良さを明かした。
兄妹役を演じる神谷は潘について「しっかりした子だな~と。こんな立派な妹がいたら、お兄ちゃんやりづらいだろうな(笑)」と答え、潘も神谷について「現場のお兄さんだなと思います。場を和ませてくれて…。すごく気を遣ってくださるし、本当にお兄ちゃんみたい」とお互いに信頼を寄せていた。
テニスの経験について村田は「壁打ちで止まっております(笑)。まずは体力づくりから…」と、基礎から始めていることを明かした。一方、花江は「小学校から中学校を卒業するまでテニスをやっていて、(前シリーズに出てくる)STC(南テニスクラブ)のモデルの学校にも通っていました」と、腕前が気になるほどの経験者であることを明かした。
ちなみに、参考にしている選手を聞かれた潘が「シャラポワ!」と声を上げ、会場が沸く場面も。シャラポワ選手の荒削りで力強いプレースタイルがマーシャに通じるものがあるとのことだが、「個人的に好きなのは、マルチナ・ヒンギス選手」と潘のテニスへの思い入れが垣間見えた。
ここ最近、テニスといえば錦織圭選手の活躍が大きく注目されているが、制作統括の斉藤健治はその活躍を「氷山の一角に過ぎない」と語る。「水面下には、表に出ない関係者のドラマがある。それを分かりやすく、リアルに取材して表現しているのがベイビーステップ」と見どころを挙げた。
4月5日(日)スタート
毎週日曜昼5:30-5:55
NHK Eテレにて放送