松山ケンイチが観客に「メール100件」のノルマ!?
WOWOWプライムで6月13日(土)より放送開始となる連続ドラマW「ふたがしら」の完成披露試写会が行われ、主演の松山ケンイチを筆頭に、早乙女太一、菜々緒、入江悠監督が着物・和装姿で登壇した。
本ドラマは人気漫画家オノ・ナツメの同名漫画をドラマ化。WOWOWの連続ドラマとしては、初の時代劇で盗賊たちの策略とだまし合い、二転三転する痛快な新感覚時代劇に仕上がっている。
明るく豪放な主人公・弁蔵を演じるのは、WOWOW初登場となる松山ケンイチ。大河ドラマ「平清盛」('12年NHK総合ほか)以来3年ぶりの連続ドラマ主演となった。
松山は「原作を読んで以来、やりたいと思っていた。舞台(劇団☆新感線「蒼の乱」)を一緒にやった太一君が宗次にピッタリで。いつかやれたらな、と思っていたけど、いろんな協力を得てこんなに早く実現できて、幸せです。ずっと言ってきているけど、続編をやりたい!」と少年のように目を輝かせた。
弁蔵とタッグを組むクールで色男の宗次役を演じた早乙女は「続編があるなら『クールで色男』というキャッチコピーは脱却したい。宗次にはずっとその肩書がついて回っているんですよ。それ以上のインパクトを残せるようにしたいですね」と照れくさそうに告白。
また、盗賊の一味“赤目”の頭・辰五郎(國村隼)の妻で、自由気ままでしたたかなヒロイン・おこん役を演じるのは時代劇初挑戦となった菜々緒。冷徹な男・甚三郎(成宮寛貴)との濃密な絡みについて「時代劇の現場に入る準備はしたけど、絡みのシーンについて監督に相談とかはしなかったです。成宮さんがリードしてくださったから」と振り返った。
入江監督は「成宮君が指を菜々緒さんの口にガッと入れたんだよね。ずっと見てられるなあって思って見てました(笑)」と語ると、菜々緒は「そうなんですよ! ずっとカットかからなかった!」と裏話を明かした。
そのやりとりを見ていた松山はマイクを通さず、まじまじと菜々緒を見詰めて「根性あるなあって思ったよお~」と絶賛した。
会見の最後に、松山はドラマについて「やっぱり続編がやりたい。そのためには今回のドラマを多くの人に見てもらわないといけないと思うんです。きょうご来場いただいた皆さまには、毎日一人100件のメールを送って、ドラマの良さを広めてもらえたら(笑)」と来場者にノルマ(?)を課して猛プッシュ。
まるで主人公・弁蔵のような大胆なやり口に、会場は笑いに包まれた。
6月13日(土)スタート ※第1話無料放送
毎週土曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムで放送
原作=オノ・ナツメ
脚本=中島かずき
演出=入江悠
音楽=SOIL&“PIMP”SESSIONS
出演=松山ケンイチ、早乙女太一、成宮寛貴、菜々緒、田口浩正、芦名星、村上淳、山本浩司、橋本じゅん、品川徹、國村隼