木村拓哉の笑顔で終幕「アイムホーム」最終回19%!
6月18日に放送された木村拓哉主演ドラマ「アイムホーム」(テレビ朝日系)の最終回拡大SPは、平均視聴率19.0%を記録したことが分かった。これで全10話を終え、最終話でシリーズ最高の数字を残し、有終の美を飾った。(以下も含め数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)
第1話は16.7%、第2話は14.0%、第3話は13.5%、第4話は12.6%、第5話は14.5%、第6話は13.2%、第7話は13.1%、第8話は13.4%、第9話は16.5%をマークし、最終話の19.0%を併せて全話平均で14.8%だった。
最終話は、久が「私には久(木村)さんが仮面に見える。あなたの本当の顔が分からない」という衝撃の告白を、妻の恵(上戸彩)から受ける。その直後、久は本城(田中圭)に呼び出され、恵と再会した経緯やそのころの恵の様子などを報告される。
一方、恵はがんで闘病中の久の元妻・香(水野美紀)の病室を訪問。久との関係を素直に打ち明ける恵に対し、香は「自分も似たようなもの」とアドバイスする。
そんな中、久は手元にある鍵束の中にトランクルームの鍵が残っていることに気付く。トランクルームを訪れた久は、そこに「トレジャーランド」のお宝ボックスと、良雄(高橋來)と二人で撮った写真が置かれているのを発見する。
トレジャーランドには行っていないはずなのになぜだろうと、疑問に思う久の脳裏に、良雄を二人だけで行った思い出がよみがえる。さらに、その場で良雄のDNA鑑定をした衝撃の行動も思い出し、全てを恵に打ち明けることに。
そして、久はこれ以上一緒にいられないと、一人静かにマンションを出て行く。
その後、自分が関わった「葵インペリアル証券」の損失隠しに関する記憶も取り戻した久は、小机部長(西田敏行)から速やかに所持しているデータを社長の上王子(沢村一樹)に渡すように迫られる…というストーリー。
今回、木村にとって初めてのテレビ朝日の連続ドラマ主演ということで、当然平均視聴率20%超えを期待されていたが、惜しくもそれはかなわなかった。しかし、最後までスリリングな展開と物語の底力を見せつけ、視聴者を飽きさせなかったのも事実。
主演の木村がバラエティーや情報番組への番宣出演を積極的に行うことで、広く作品をアピール。“座長”として絶対に失敗してはならないという不退転の決意を見せたのも、作品が広く愛された一因だろう。
それだけに一度も20%を超えなかったことは、木村にとっては不本意なことかもしれないが、決して責められるべき数字ではない。むしろ作品のクオリティーという意味では“今クールNo.1ドラマ”の前評判に恥じないものだったように思う。
今後、再び木村が「アイムホーム(ただいま)」と、テレビ朝日の連続ドラマ主演の座に帰ってくることを願いたい。そして、帰ってきた時には仮面ではなく、満面の笑みで「おかえり!」と迎えたいところだ。
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共に10月28日(水)発売