剛力彩芽が死刑囚を演じるSF密室サスペンス!
NHK BSプレミアムで'16年1月11日(月)に放送される特集ドラマ「ジャングル・フィーバー」の取材会が行われ、主演の剛力彩芽をはじめ、大東駿介、篠原ともえ、阿南健治、高橋メアリージュン、矢柴俊博、内藤理沙、一ノ瀬ワタル、國村隼が登壇した。
本作は人類存続のため宇宙船に乗せられた7人の死刑囚によるSF密室サスペンス。剛力は、与えられた過酷な環境を乗り越えるためにリーダーシップを発揮する女性・沙織を演じる。
撮影を終えて剛力は、演じた沙織を振り返り「リーダーになって、まとめるってすごく大変だと思うんです。(自分なら)できれば誰かに任せたい。でも、沙織は自分自身にちょっと似ているなと…事件が起きても仲間を信じていたい、みんなで解決していきたいという部分があります」と自身と役を重ねた。
大東は作品について「宇宙を舞台にしてますけれども、描かれているのは人間の恐ろしさです。閉鎖空間での不安や恐怖で、それぞれが不安定になっていくさまにリアリティーがあります。小さな不安が大げんかにつながり、死につながる。(同じ状況になったら)僕は部屋にこもっておいた方がいいかなと思いました(笑)」と事件に巻き込まれていく宇宙船クルーのようになりたくないという、率直な感想を返した。
同作品は、西暦2065年、沙織(剛力)が深い眠りから目を覚まし、そこが宇宙船の内部であることが分かるところから始まる。沙織の他に6人が同じように目を覚ますと、モニターから映像が自動再生され「核戦争の勃発によって人類は間もなく滅亡する」と告げられる。
困惑する7人は置かれている状況が、滅亡を阻止するため法務大臣の星野(國村)がひそかに進めていた、死刑囚の中から選び抜いた人物を極秘裏に宇宙船に乗せる計画「人類再生プログラム」だと知る。
この計画は、地球と同じ環境を有する惑星にヒトの精子・卵子、そして人間を運び込んで人類の絶滅を防ぐというもの。7人は「人類の種子」を託された、ノアの箱舟の乗組員となったのだった。宇宙船が惑星に到着するまでに要する時間は、その時点の試算で、あと46年となっていた。
はからずも人類の未来を担うことになった7人は全員、かつて死刑判決を受けるほど重い罪を背負っていた。養父からの虐待を受け、身を守るために殺人の罪を犯したという過去を持つ沙織は、他の6人と協力しながら延命することを願っていた。
しかし、隔絶された宇宙船の中で、次々と殺人事件が発生していく。犯人が分からない空間で、誰もが疑心暗鬼になり、宇宙船という密室は、心理戦によるサバイバルの舞台と化す。
沙織は、唯一信頼できると感じたエンジニアの治彦(大東)と心を通わせながら、真犯人を追及していく。そして誰も予想できなかった事件の真相を見破った沙織は、宇宙船の中で生き残りを懸けた壮絶な戦いを繰り広げる。
'16年1月11日(月)夜9:00-10:30
NHK BSプレミアムで放送