【スミレ手帖5】高杉真宙「幼稚園に戻りたいです」
毎週金曜に放送中の桐谷美玲主演ドラマ「スミカスミレ 45歳若返った女」(テレビ朝日系)の注目キャストを直撃する、Smartザテレビジョンの短期連載企画。
第5回は如月すみれ(桐谷)の素性を怪しむ住職・天野早雲(小日向文世)の息子・天野慶和を演じる高杉真宙にインタビューを行った。
――ここまで演じられた感想を教えてください。
慶和は、一言で言えばとても軽い“やつ”です(笑)。ついそう言いたくなる感じの軽めの子で、お寺の事を考えていろいろ新しい事を提案するんですけど、それが空回りしてしまうんです。昔ながらのお寺の印象を変えたくて、現代に合うように“読経ダンス”などをやっているのだなと思うんですけど、周囲に認めてもらえない。だからと言って親に抵抗するわけでもなく、寺を継ぎたくないというわけでもなくて、しっかり考えた上でいろいろと提案している。決してふざけている子じゃありません(笑)。
――少し軽いけど素直な人なのかなと思いましたが、演じる上で気を付けているところは?
素直ですよね。本当に毒がない子を演じられたらいいなと思っていたので、真っすぐに、ということを心掛けています。真っすぐで、アホっぽいけどアホじゃない。たくさん考えて答えを出したけど、結果空回っているという子、というイメージにしたかったので、嫌われるタイプじゃなくて、愛されるキャラになるよう演じたいと思っています。
――いわゆる“お調子者”を演じるのは初めてとおっしゃっていましたが、演じられていかがですか?
そうなんですよ。こういう軽いキャラは今までなかったのですが(笑)、すごく楽しいです。裏表が全くないので、あまり深く考えなくていいというか、考えていることを考えたまましゃべるタイプなので、気楽に演じられています。慶和のようなキャラは好きですね。
――読経ダンスが話題ですが、久々のダンスはいかがですか?
難しいです(笑)。慶和はなぜダンスをやっちゃったかな…。僕自身、全然リズム感がないんですよ。なので、踊るシーンは大変です。
――リズム感がないとおっしゃいますが、何かきっかけは?
ライブなどで音楽を聴いていて、みんなと手拍子をしていてもテンポがズレるんですよね~(笑)。“表拍”ですらズレるんです。「リズム取りやすいでしょ?」って言われるんですけど、どうしてもズレてしまうんです。最近ようやく少し取れるようになってきましたが、裏拍もズレるんです。表拍すらズレているのに裏拍は取れないですよ(笑)。
――いやいや、逆にみんながズレているということはないですか?(笑)
えっ…?大勢いる中で、僕だけが合っているってことですか?(笑)なるほど!可能性ありますよね(笑)。だって何が表で何が裏かなんて分からないですからね!ありがとうございます。ちょっと自分に自信が持てました(笑)。
――今回は寺の息子の役ですが、父親役の小日向文世さんの印象は?
小日向さんは本当に優しい方です。本当に父親のようですね。ダンスを終えた後に、頭をたたかれるんですけど、全然痛くないんですよ!「スパ~ン」っていい音がして、きれいに決まりました!受けた僕が一番ビックリしました。いつも気持ちいいくらいデコを出しているので、たたきやすいのかもしれないですね(笑)。
――共演シーンはまだほとんどないですが、桐谷さんの本作での印象は?
美玲さんがレトロな服を着ているとおしゃれに見えますよね。第1話とかで服装をばかにされていたと思うんですけど、全然そんな印象を持てないほどきれいです。これからのシーンもとても楽しみです。
――「スミカスミレ」にちなんで、高杉さんがお好きな花は何ですか?
僕、最近ベニサクラソウを買ったんですよ。赤くてきれいな花なんですが、なぜ買ったのかというと…特に理由もなく、ふと買っただけですけど(笑)。
――何の理由もなく買うなんてすてきですね!
すてきですよねー?僕も自分で自分をすてきだなと思いながら買いました(笑)。でも、友達に「花を買ったんだ」と言ったら、無視されてしまいました。本当にかわいいお花なんですよ。
――もし若返れるとしたら何歳くらいに戻りたいですか?
幼稚園に戻りたいです。やっぱりあんなに自由な時間ってもうないですよね(笑)。寝て、食べて、また寝て、遊んで…。それしかない生活に戻りたい(笑)。今も割とそうしていますけど、あのころって何でも新鮮じゃないですか。あの目線がすごいなと。昔は大きかったのに今は小さく見えたりするので、もう一度何もかもが大きく見える目線がほしいです。
――いま一番リフレッシュできることは?
最近はお風呂に入ることが好きです。ちょっと前に仕事で長野に行っていたのですが、長野で滞在していたホテルにサウナがあって、よくサウナに行ってリフレッシュしていました。僕一人で周りに誰もいないんですよ。だからサウナで歌っていました。乾燥しているからすごく喉が渇いて、いつの間にか声が出なくなるんですよ(笑)。でも、めちゃめちゃ面白かったです。
――では、マイブームは何かありますか?
今はお花に水をやりして、外に出すのが好きです(笑)。
――お!出ましたね、さっきのお花!(笑)
ええ、割と溺愛しているんですよ(笑)。でも、長野に行っていた時は家に放置していたので、枯れていないか帰ってすぐに確認しました。しっかり水をためて出たので、大丈夫でした。本当に良かったです。
――2016年干支(猿)にちなんで、一番“ウキウッキー”することは?
ウキウキするのは休みの日ですね。朝起きて「今日一日何をしようかな~」と考えるのが一番好きです。何もせずに部屋に引きこもることが多いんですけど(笑)。
ただ、最近は友達と外に遊びに行くことも多くなって、ご飯もみんなと食べることが昔より多くなりました。
――では、最後に見どころを教えてください。
少女漫画が原作で、とてもキラキラとしていてすてきなお話なので、皆さん自分に当てはめて見ていただきたいと思います。自分が若返ったらどうかなと思いながら見てもらえたらうれしいですし、「この寺の息子(慶和)はアホだな」と思いながら見ていただけたらいいなと(笑)。すみれのシーンでハラハラドキドキして、僕のシーンで少しでも息抜きをしてもらえたらいいなと思いますので、最後までご覧ください!
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毎週金曜夜11:15-0:15
テレビ朝日系で放送
※一部地域では放送時間が異なる
■PROFILE
高杉真宙(たかすぎ・まひろ)
1996年7月4日生まれ
福岡県出身 A型
●5月13日(金)~東京・天王洲 銀河劇場ほかで上演される舞台「闇狩人」で主演を務める他、3月27日(日)スタートのドラマ「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」(WOWOWプライム)などに出演。
3月4日(金)OA中に番組公式Twitter(@sumikasumire_d)にて、ドラマの本編と連動した企画を実施。スマートフォンやPCで“お宝映像”が見られるかも。ドラマのオンエアと合わせて、Twitterも要チェック!