朝ドラ“宜役”吉岡里帆、メガネを外し清楚グラビア公開
先日クランクアップを迎えた連続テレビ小説「あさが来た」('16年NHK総合ほか)の現場について尋ねると、「忘れられない景色だった」と目を輝かせた吉岡里帆。ストーリーの後半を彩る一人、“メガネっ子”の田村宜役を演じる彼女の素顔を直撃した。
――3カ月間おつかれさまでした! クランクアップはどんな様子でしたか?
後半のメーンのキャストさんがほとんどいらっしゃって。くす玉を割ってかなり盛大にお祝いしました。波瑠さんが顔を押さえて泣いたときは、「あささんが泣いてるー!」って思って、私も涙が止まらなくなっちゃいました。撮影が終わって、今は“宜ロス”です(笑)。
――宜はメガネ姿がキュートですが、普段の吉岡さんとは印象がだいぶ変わりますよね。メガネを掛けることはどう感じていましたか?
「ラッキー!」って思いました! 宜は3枚目のキャラなので、外見もちょっと抜けてる方が面白いですよね。もし掛けていない設定だったら、自分から提案してみようと思っていたんです。実は、衣装合わせのときにメガネが2種類用意されていたんです。撮影で使っている細いフレームのガラスが入っているものと、ガラスがなくて黒縁のちょっとかわいもの。好きな方を選ばせてくれたんですが、圧倒的に地味さを醸し出しているこっちですねって(笑)。
――2月からの登場でしたが、現場に入るときはどんなお気持ちでしたか?
最初は、視聴者の方から受け入れてもらえるのかっていう不安はありました。でも最近、街中で声を掛けられるようになったんです。メガネをしていないとあまり気付かれないんですが、ドラマのファンの方々は気付いてくれて「宜ちゃーん! 見てるよ!」って。初めての経験でうれしいです。
――撮影を振り返って、一番印象的なシーンはどこですか?
一番最初の千代ちゃんとの出会いのシーンですね。すごく長いせりふをけんか腰で言うんですよ。これが初めてリハーサルに参加したときだったんで、すごく緊張した記憶があります。風吹(ジュン)さんから「大丈夫~! 気にしなくていいから安心して頑張りなさい」って言っていただいて気持ちが楽になりました。
――千代には恋が訪れましたが、宜に恋の話は?
ないんです(笑)。放送では描かれませんが、実は理想がすごく高いっていう設定なんですよ(笑)。そんなところも含めて、すごく人間くさくて不器用でいとおしいキャラクターです。15歳から35歳までを演じたんですけど、20年間の月日を3カ月で体験したので、たった3カ月なのにものすごく長い時間を過ごした気がします。
――最後まで見逃せないですね! 楽しみにしています。話は変わりますが、吉岡さんが演技を始めたきっかけは何だったんですか?
演劇を学びたいという友人たちに影響を受けました。映画を作っていた友人が「一緒にやろう」って声を掛けてくれて。モノ作りしている子たちの仲間に入りたい、演技力があればまた呼んでくれるのかなって思ったことをきっかけに、お芝居の養成所に入ったんです。その後はいろんな小劇場に通って、自分から「どんな役でもするんで」って言って回っていましたね。
――4月からは日本テレビ系の新ドラマ「ゆとりですがなにか」に出演するんですよね。松坂桃李さんが演じる小学校教師のクラスに教育実習に行く大学生の役とか。
今はプレッシャーが大きいですね。宜は自分の中でもすごく魅力的な女の子だった。でも、今度演じる子はあんまり友達になりたくないタイプなんです(笑)。本格的な演技はこれからなので、これから好きなところを見つけていきたいですね。
――今後どんな仕事やってみたい?
小劇場で演技の面白さに夢中になったので、やっぱり舞台に立つ役者になりたいです。まだ大きな舞台に立ったことがないので、そこで耐久できる技術、精神面、体を作ってチャレンジしていきたいです!
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送中
「ゆとりですがなにか」
4月17日(日)スタート
毎週日曜夜10:30-11:25
日本テレビ系で放送
出演=岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥ほか