「真田丸」山西惇『名胡桃城は北条のもの!』
放送中の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)に、北条家の重臣・板部岡江雪斎役で出演中の山西惇が、群馬・みなかみ町の名胡桃城址でホームページ用の動画を収録した。
名胡桃城は、天正17(1589)年当時、真田家の領地であったが、北条方の武将・猪俣邦憲(いのまたくにのり)が攻め落とした。これをきっかけに、秀吉は北条の討伐を決意。小田原攻めが行われることになる。
「真田丸」劇中では、これより以前、秀吉(小日向文世)の再三の上洛命令に従わずにいた北条氏政(高嶋政伸)が、ついに上洛を承諾するまでが描かれてきた。しかし、代わりに氏政が出したのは、かねて真田と争ってきた沼田領(名胡桃城を含む)を北条の領地として認めるという条件。
6月5日(日)の放送では、秀吉が真田と北条、さらに徳川の代表者を集めて会談を開き、それぞれの主張を聞いた上で沼田領の領主を決定する、世に言う“沼田会談”が描かれる。
“沼田会談”で北条の代表者となる江雪斎役の山西は、当日みなかみ町で行われる「真田丸 パブリックビューイング」に参加する。これに先駆け「真田が何を言おうと、秀吉が何を言おうと、名胡桃は北条のモノ!!」と、動画を撮影した。この動画は、近日中にYouTubeで公開される予定だ。
山西は「(脚本の)三谷(幸喜)さんから『軽快な重厚さ、かつ威厳に満ちたうさんくささ。そんなものをイメージしてやってください』と言われています」と役の演じ方について明かした。
また、沼田を見下ろせる名胡桃城の高台に立つと、「電話のない時代に、これだけ見晴らせる高台にある城は絶対に譲れない城だったのでしょう。やはり、名胡桃は絶対に譲りません」と、いよいよ始まる沼田裁定に向けた思いを語っていた。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送中