本田望結「バクバク食べちゃいました!」
本田望結が映画初主演を務めた「ポプラの秋」が、DVDとなって6月2日に発売された。世界10カ国でも出版された湯本香樹実原作によるロングセラー小説の映画化として話題となった作品だ。
大好きな父親を突然亡くした8歳の千秋(本田)が、失意の母親(大塚寧々)と共に引っ越したポプラ荘で、不思議な大家の老婆(中村玉緒)と出会う。心に不安を抱いた千秋は、老婆の「自分は亡くなった人に手紙を届けることができる」という言葉を信じ、天国の父親に手紙を書き、それを老婆に託す。天国の父親への手紙にあふれる思いをつづっていく少女と奇妙な老婆の心の触れ合いを描いた、心を癒やす感動の物語だ。
6月5日にはDVD発売を記念した「トークショー&握手、サインお渡し会」が行われ、イベント前に本田が取材に応じた。
約2年間の撮影の間に身長が約15cmも伸びたことを明かした本田は、「撮影は楽しく、キャストの皆さんともすごく仲良くさせていただきました。初主演という大切な気持ちが、皆さんに届いたらいいなと思っています」とあいさつ。
演じた千秋と自分の共通点を聞かれると、「人見知りなところ。また、今回映画でキーとなっている手紙があるのですが、私もお会いする方にお手紙を書きました。手紙は言葉で伝えられないことがたくさん書けるので、とても勉強になりました」と話した。
共演した中村については「たくさんのことを教えていただいたのですが、一番心に残ったことは、『女優さんとは、本田望結ちゃんが本田望結ちゃんではいなくなることだよ』『女優さんは嫌われる役をやったら、本当にこの人怖いなと思われたり、面白い役をやったらこの人本当に面白いな、と思われること、好かれようと思わなくていいんだよ』と教えていただいたことです」と、アドバイスをもらったエピソードを披露。
「心から演技をされる方。心から演技をすることがとても大切だと感じました。玉緒さんには、お芝居とは何かということを教えていただいて、『ポプラの秋』で共演できなかったら、今の私ではないと感じるくらい、お会いできて良かったです。中村玉緒さんのような女優さんになれるよう、これからも頑張りたいです」と、中村との共演を喜んだ。
また、ファンが集まったトークショーでは「食べることが大好き」と明かし、「飛騨高山での撮影だったのですが、ラーメンがすごくおいしかったです。飛騨カレーを食べたり、お団子を何本も食べました。あと、お母さん役の大塚寧々さんとお煎餅屋さんに行きました。撮影でも、泣きながらお団子を食べるシーンがあったのですが、テストからおいしくて、残りがなくなるくらいバクバク食べちゃいました!」と、笑いながら撮影時の秘話を告白。
「この映画は9歳の時に撮影をしたのですが、全力で千秋ちゃんを表現しました。ぜひ、DVDで見ていただけるとうれしいです。これからも全力で頑張るので、応援よろしくお願いします」と集まったファンに呼び掛けた。
6月2日(木)DVDリリース&レンタル開始
価格=3900円(税抜)
出演=本田望結、中村玉緒、大塚寧々、藤田朋子、宮川一朗太、山口いづみ、内藤剛志ほか
監督・脚本=大森研一
主題歌=持田香織「少しだけ」(avex trax)
発売元=『ポプラの秋』製作委員会
販売元=ハピネット
DVD収録特典:メーキング、上海国際映画祭、劇場予告編、主題歌編