1月8日からスタートした大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)。柴咲コウが、戦国時代を生き抜いた女性領主・井伊直虎の生涯を演じている。
本作が珍しいのは、初回から第4回(1/29日)まで直虎の幼少期を描き、ほぼ子役たちを中心に物語が進んでいくこと。柴咲は初回に1シーンだけ登場したが、主要キャストである三浦春馬や高橋一生らは第5回(2/5日)まで出演しない。しかし、放送後には子役たちの熱演に反響が相次いでいる。その中でも、はつらつとした演技で注目を集めるおとわ役・新井美羽に話を聞いた。
のちに直虎と名乗る井伊家の姫・おとわのキャラクターについて聞くと、新井は「元気でわんぱくなところは自分と似ていると思います。勇気があるところ、それから素直で真っすぐなところが好きです」と笑顔を見せた。さらに「でも、勝手に髪を切ってしまうのは駄目だと思います(笑)」と続け、第2回(1/15放送)のラストで見せた(おとわが自分で髪の毛を刈った)衝撃的な髪型にも触れた。
感想を聞いてみると、「あんな髪型はしたことがないので、不思議な感じがしました」とまた笑顔。おとわが正式に出家すると、きれいな坊主頭に変化するが、「坊主頭は髪の毛がないのが変な感じでした。でも、意外と似合っているなと思って、(おとわの髪型の中で)一番好きな髪型です」と案外気に入っている様子。
そんな天真らんまんな新井に、共演者も夢中になっているようだ。井伊家菩提寺の武闘派僧侶・傑山を演じる市原隼人は、インスタグラムに新井とのツーショットを載せている。新井に現場で仲のいい俳優を聞いたときも「傑山さんです。なぞなぞを出してくれたり、待ち時間に勉強を教えてくれたりします!」と、市原の名前が一番に挙がっていた。
NHK・民放を問わずさまざまなドラマに出演している新井だが、今回が初の大河出演。出演が決まるまでを振り返ってもらうと、「オーディションは少し緊張しました。でも、頑張ったので受からなくても満足と思っていたら、お母さんから決まったことを聞いて、うれしくて飛び上がりました」と明かした。
また、「決まってからは緊張もありましたが、早く撮影がしたいなとか、セットを見たいなとか、楽しみが多かったです。岩手でのロケでは、井伊の村のセットがあって、そこだけが昔の時代みたいで感動しました」と目を輝かせていた。
第4回まで演じ切ったあとは、柴咲に役を引き継ぐ。新井は柴咲との対面を振り返り、「柴咲さんは、すごくきれいでどきどきしました。大人になったおとわ(直虎)がどんなふうに成長するか、テレビで見るのが楽しみです」と期待を寄せていた。
最後に将来の目標をたずねると、「ハワイでお仕事ができる女優さんになりたいです。あと、もう一度大河に出たいです」との答えが返ってきた。さらなる飛躍を予感させる新井美羽、その演技にこれからも注目だ。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
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