雨宮処凛(あまみやかりん)
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『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』の目次を公開します。
2024年2月15日に出版される新刊、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)の目次を公開…
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『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』、「まえがき」を公開します。
2024年2月15日、新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)を出版します。タイトル通…
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白井聡さんとの対談本、目次です。
白井聡さんとの対談本が出版されました!目次一覧を紹介します。本当に盛りだくさんなテーマを語った一冊。ぜひ手にとってみて…
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『学校では教えてくれない生活保護』、目次です。
2023年1月24日、『学校では教えてくれない生活保護』が出版されます。 生活保護バッシングから11年。コロナ禍で最後…
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『学校、行かなきゃいけないの?』について
2021年1月に出版しました『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』という書籍にて、フリースクール「東…
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『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』の「はじめに」を全文公開します。
2022年3月25日出版の『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)の「はじめに」を公…
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2024年2月15日に出版される新刊、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)の目次を公開します。 目次 まえがき 序章 私の経験私のフリーター経験生きづらさを抱える若者たち「ネット心中」が流行る背後でプレカリアートとの出会い「ロスジェネ」と名付けられる年越し派遣村によって可視化された貧困間近で見てきた、「人が助かる瞬間」生死を分ける「情報」コロナ禍、支援現場は野戦病院状態に手に入れてきた「死なないノウハウ」 第一章 お金―社会福祉士・横山北斗さんに聞く自らの小児がん経験家賃が払えない ―住居確保給付金病院に行けない ―無料低額診療ネカフェ生活で携帯が止まった ―生活保護ブラックリスト入りしても契約できる携帯友人がシングルマザーになると宣言―ひとり親が使える各種の制度難病と診断されたら ―難病医療費助成制度学費の負担が重い ―高等教育の修学支援新制度生活費が足りない ―生活福祉資金夫・妻が亡くなったら―遺族年金DV男や毒親に居場所がバレたくない―支援措置、行方不明者の不受理措置数年後、お礼を言いに来た「患者」たち 第二章 仕事―プレカリアートユニオン執行委員長・清水直子さんに聞くこれまで約500件の相談を解決その解雇、違法で無効かも「契約終了」でも泣き寝入りしなくていいもしも解雇を受け入れるなら ―解雇予告手当仕事を失ったら ―雇用保険だいたいある未払い賃金労働組合に入るメリット会社が給料を払ってくれない―未払賃金立替払制度その弁償金、払う必要なし仕事で病気や怪我をしたら ―労災保険コロナ感染も労災に業務外の病気や怪我で働けなくなったら―傷病手当金上司のパワハラで退職したが……「偽装フリーランス」の雇用責任フリーランス共済LGBTQs労働相談外資系での解雇は仕方ない?まずは知識のある人に相談を 第三章 親の介護―「みんなの介護」編集部/一般社団法人LM続きをみる
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2024年2月15日、新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)を出版します。タイトル通り、この国で死なないためのノウハウを、社会保障制度から民間のサービスまで網羅しました。「お金」「仕事」「親の介護」「健康」「トラブル」「死」という6つの章がありますが、こういう時は市役所なの? 労基署なの? ハローワークなの? 年金事務所なの? 保健所なの? と迷った時のナビゲート役にもなると思います。また、「親の介護」や自分の老後を考える時、高齢者施設ひとつ取っても、「特養(特別養護老人ホーム)」と「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」と「ケアハウス」と「介護付き有料老人ホーム」の違いなど、多くの人はわからないはず。はたまた自分の死後の不安(ペットの世話やスマホの解約、銀行口座や遺産があった場合どうするのかなど)についての対処法もたくさん盛り込みました。 こちらで少し内容にも触れましたが、以下に「まえがき」を公開します。 まえがき 誰もが知る女優が死後、「無縁遺骨」に――。 2 0 2 2年7月に亡くなった女優・島田陽子さんの最期は多くの人に衝撃を与えた。 島田さんと言えば、日本人初のゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、その後、国内だけでなくハリウッドでも活躍。そんな大女優にふさわしからぬ報道がなされたのは、死後すぐのことだった。「遺体の引き取り手がいない」「遺体はそのまま渋谷区の施設に安置されている」「自治体によって火葬された」――。 さまざまな報道から明らかになったのは、亡くなる3年前に直腸がんと診断されたものの、病気のことは隠して遺作を撮影。闘病の果てに病院で一人、亡くなったという事実だった。享年69。しかし、遺体を引き取る人はおらず、渋谷区が2週間ほど遺体を保管して、自治体によって火葬されたという。生前、医療費がかさむと周囲に漏らしたこともあるらしい(朝日新聞 22年12月21日)。 このことを知った時の衝撃は、今でもはっきりと覚えている。あれほど活躍していた人が、そんな最期を迎えるなんて――。ちなみに島田さんはがんと診断されていたわけだが、抗がん剤治療などをしていなかったことも報じられている。治療費の問題もあったのだろうか? その年の12月には、別の女性の最期を伝える新聞記事に愕然(がくぜん)とした(朝日新聞 22年12月22日)。それは皇室ジャーナリストの渡辺みどりさん。22年9月30日に亡くなったという。享年88。 記事に書かれていたのは、遺体の引き取りや相続を親族に「放棄する」と言われたこと、終活のために10年以上前にマンションを売却したものの、そのお金はほぼ使い切っていたこと、遺体は長年付き合いのあった弁護士らによって荼毘(だび)に付されたことなど。 島田さん、渡辺さんともに一人暮らしだったわけだが、20年の国政調査によると、この国で一番多いのは「単身世帯」で38・1%。単身世帯は一貫して増加傾向にあり、1 9 8 5年は20・8%、5世帯に1世帯だったものの、今や2・5世帯に1世帯だ。 また、65歳以上の高齢独居世帯は20年に6 7 2万世帯。2 0 0 0年の3 0 3万世帯から倍増している。 そんな中で増えているのが、身内がいても弔(とむら)う人がいない死者。日本では年間約1 5 0万人が亡くなるが、弔う人がいない人の数は近年だけで約10万6 0 0 0人。うち「無縁遺骨」は6万柱にものぼるという(朝日新聞夕刊 続きをみる
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白井聡さんとの対談本が出版されました!目次一覧を紹介します。本当に盛りだくさんなテーマを語った一冊。ぜひ手にとってみてほしいです。 『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』 白井聡・雨宮処凛ビジネス社/2023年6月5日発売 嘲笑と冷笑だけが武器!?国境をこえ、貧乏人で連帯?もはや焦土からの再出発しかないのか?就職氷河期世代2000万人で「失われた30年」を取り戻す! 目次まえがき 雨宮処凛第1章 ロスジェネ、失われた30年 出会いは映画『遭難フリーター』 とりあえず右翼に行ってみた! ロスジェネはものを言わない世代 人口減少の先にある絶望社会 追い込まれていく女性たち 貧困のカジュアル化? 結婚、出産とロスジェネ 「餓死か自殺かホームレスか刑務所か」 海外出稼ぎはできるのか 「家族介護」より「他人介護」 世代間の分断?第2章 病み、壊れゆく、ロスジェネの闇 暇空茜というロスジェネ 「フェミを葬れ!」という恐ろしい情熱 フェミサイドとインセルの構図 非モテの「三派全学連」 「スクールカースト」という圧 「俺たちの萌え」を汚すな! という情熱 SNSが地獄の釜の蓋を開けた 「萌え」と新しい階級社会 「半グレ」の甘い罠 ロスジェネは「組織」を信じない ロスジェネとサブカル 自己肯定感の高い団塊おじさん 同時代のカルチャーは何もない 嘲笑と冷笑とひろゆき人気 「誰でもよかった」から特定の属性を目指す事件へ第3章 右翼とカルトと国体と 『戦争続きをみる
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2023年1月24日、『学校では教えてくれない生活保護』が出版されます。 生活保護バッシングから11年。コロナ禍で最後のセーフティネットは機能しているのか? 諸外国の生活保護ってどんな感じ? 外国人は利用できるの? などなど、基本的なことから上級編まで詰め込みました。 以下、目次です。 『学校では教えてくれない生活保護』 河出書房新社 1560円 2023年1月24日発売 どういう時に利用できるの? 他の国の制度は? 子どもは高校・大学に行けるの? バイトしたらどうなるの? 〜今知っておきたいリアルな実態と「死なないノウハウ」が詰まった入門書。 目次はじめに生活保護は最後のセーフティネット多くの人が抱くマイナスイメージコロナ禍でも利用者が増えない生活保護「身を守る方法」を知っておくために第1章 今、生活保護をめぐって起きていること「死刑になりたい」「死のうと思った」、相次ぐ不穏な事件なぜ、57歳の母と24歳の息子は死んだのか――「八尾市母子餓死事件」繰り返される痛ましい事件国会議員による偏見のばらまき生活保護利用者を孤立させるバッシングDaiGo氏の発言 第2章 生活保護ってどんなもの?――生活保護問題に取り組む弁護士 小久保哲郎さんに聞く生活に困っている人に追い打ちをかけたコロナ禍小久保弁護士に怒濤の一問一答 ◆生活保護・初級編 ◆生活保護・よくある誤解編 ◆生活保護・子どもに関わる制度編 ◆生活保護・中級編 ◆生活保護・上級編 ◆コロナ禍で起きた実際のケース編困ったら積極的に利用を◆COLUMN①◆ なぜ水際作戦が起きるのか?――世田谷区の元・生活保護担当職員 田続きをみる
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2021年1月に出版しました『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』という書籍にて、フリースクール「東京シューレ」を取り上げていることを問題視する声が届いておりました。東京シューレで過去、性暴力事件が起きていたからです。このことについて、取材時、出版時ともに詳細は知らないまでも「過去に性暴力事件があったこと」「裁判があり、和解に至っていたこと」は存じ上げておりました。しかし、東京シューレがフリースクールの草分け的存在であることから、本書にて、当時、東京シューレの理事長であった奥地圭子氏に取材をいたしました。振り返って、事件について詳しく知らないままに東京シューレの活動を取り上げたことは配慮が足りなかったと深く反省しております。なぜなら、裁判が和解しようとどうしようと、性暴力被害は終わらないからです。2021年5月にフラワーデモ主催者を通じて、被害を受けられた方の支援者の方からご意見を頂戴し、同月続きをみる
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2022年3月25日出版の『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)の「はじめに」を公開します。 「平和の祭典」の裏側で 六七五人。 この数字は、二〇二〇年一月以降、コロナ感染によって自宅で亡くなった人の数である(2021/12/28時点)。 その中でも、もっとも自宅での死者が多かったのは「第五波」と言われた二一年夏。わかっているだけでも二〇二人が自宅で命を失った。 医療崩壊と言われ、入院が必要とされる中等症IIの状態でも入院できない患者が続出する異常事態だったあの夏、「自宅療養」という名で自宅に放置された人は一時、全国で13万人を超えた。東京では、救急要請をしても病院に搬送されなかったケースが6割にものぼったという。 一方、私が活動する貧困の現場でも事態は逼迫していた。この頃から、炊き出しや食品配布に並ぶ人の数は過去最高を更新するようになっていたからだ。コロナ以前は近隣で野宿する中高年男性しか来なかったような場に、若い女性や夫婦、幼い子どもを連れた母親が並ぶ。コロナで減収し、貯金を切り崩す生活の中、一年以上一日一食で過ごしているという男性。やはりコロナで失業し、さまざまな貸付金を利用してなんとか食いつないでいるものの、食費の節約のために炊き出しを巡っているという女性。職場の寮を追い出され、ネットカフェ生活になった若者もいれば、家賃滞納でアパートを出され、「何日も食べてない」とフラフラになって現れる人もいる。コロナ前、80人ほどだった新宿の食品配布には、二一年夏、三〇〇人を超える人が並び、やはりコロナ前、一五〇人ほどだった池袋の炊き出しには四〇〇人近くが並ぶようになっていた。 そんな炊き出しや相談会の現場に、「発熱している」「味覚がない」という家なき人が助けを求めて来るようになったのも第五波だ。 国が原則「自宅療養」という方針を打ち出す中、自宅がない人から陽性者が出たのである。助けを求める人を路上に戻すわけにもいかず、かといってネットカフェに泊めるわけにもいかない。救急車を呼んでも、入院はもちろん、療養ホテルもいっぱいで「検査しかできない」と言われてしまう。現場で活動する支援者たちは、野戦病院のような状況の中、ひたすら頭を抱えていた。しかも、自分たちが「濃厚接触者」となってしまったら、多くの人の命をつなぐ炊き出しや相談会もストップしてしまう。結局、多くの支援団体が自前のシェルターなどを活用して綱渡りで乗り切ったものの、そんな第五波で露呈したことは、コロナ禍が始まって一年半経っても、「自宅も保険証もない人のコロナ陽性が疑われた場合」を、行政は何ひとつ想定していないという事実だった。 そんなふうに、支援者たちがボランティアで「命がけ」の支援を続けていた夏、この国では、なんとオリンピックが開催されていた。 今、こうして書いていても、「パラレルワールド!」と叫びたくなってくる。 「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」 コロナ患者を受け入れている立川相互病院は、窓にそんな張り紙を出していた。医療従事者の心からの叫びだったろう。「オリンピックより命を守れ」「中止だ中止、オリンピック」「無観客でもありえない」「医療崩壊オリンピック」「変異種拡大オリンピック」「医者を奪うなオリンピック」「ナースを奪うなオリンピック」「税金巻き上げオリンピック」「嘘と賄賂のオリンピック」 五輪反対デモでは、多くの人がそう声を上げた。 世界からも、この状況で五輪を開催することに冷たい視線が向けられていた。例えば大手調査会社イソプスが二一年七月に二八カ国を対象として実施した世論調査によると、東京五輪には五七%が反対と回答。日本では実に七八%が「反対」と回答したという(共同通信2021/7/14)。 しかし、世論も何もかも無視して強行された東京五輪。期間中は、オリンピック関係者の感染拡大も止まらなかった。本来であれば二週間の隔離が必要な人たちが、五輪関係者ということで来日してすぐに街を歩いているのだから当然だろう。中には陽性発覚が相次ぐ選手村での滞在を送り、ホテルへ移ったチー続きをみる
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