チア男子!!のあらすじ
“男子チア部、BREAKERSです!”いよいよ全国大会の前日。高城コーチの一計により、メンバー全員がお互いの弱さとコンプレックスを知る。それぞれ抱えていた弱さとコンプレックスは、一生懸命努力したり、メンバー同士でぶつかり合ったり、胸のうちを明かしあったりすることで乗り越えてきた。一緒に何かを乗り越えてきた人たちのことを「仲間」という…。BREAKERSは仲間との絆とともに、全国の舞台に立つ!
“男は、ひとり立ちしてこそ男だ”全国大会まであと1週間。しかし、ハルは姉の晴子が柔道で勝てないことが気になり続けていた。意を決して晴子に声をかけてみるが、2人の気持ちはすれ違ったまま。そんな折、ハルのバイト先の喫茶店に女子チアDREAMSのメンバー・千裕が訪ねてきた。お店のおいしいチョコケーキのレシピをハルに尋ねる千裕。季節はまもなくバレンタイン、ハルの心は浮き立つが…。
“俺はお前たちのチアを認めない。BREAKERSのチアはサーカスだ”いよいよ「全国チアリーディング選手権」予選当日。BREAKERSのメンバーはそれぞれ緊張で浮き足立ちながらも気合を入れるが、ハルだけは姉の晴子が柔道で勝てなくなったことを知り、集中できないでいた。そんな中、なんとかBREAKERSは予選を突破するが、翔は高校時代の先輩、陽明大学SPARKSの堂本から言われた言葉にショックを受ける。「チアリーディングにとって一番大事なことが分かってない」…。
“もうダメだ。俺、チアをやる理由がなくなった…”様子のおかしかったカズがついに無断で練習を休んでしまう。カズは唯一の肉親である祖母が入院する病院にいた。心配して寄り添っていたハルに、カズはうそをついていたことを告白する。元気だと伝えていた祖母だが、実はもうカズのこともわからなくなっていた。カズがチアを始めたのは、チアをすれば祖母が自分のことを思い出してくれるかもしれないと思ったからだった…。謝りながら涙をこぼすカズに、ハルは…。
“俺、BREAKERS、やめます”季節は冬。チアに情熱を傾ける尚史と、遅刻を繰り返すお調子者タケルとの衝突は続いていた。ハルたちは予選突破に向けて難易度の高い技に挑戦しようとしていたが、就職活動が始まった三年生のメンバーは思うように練習に参加することができなくなっていた。祖母の見舞いのために練習を抜けるカズの様子もどこかおかしい。そしてついに尚史が退部を申し出てきた…!