NHKスペシャルの放送内容
メルトダウンした三つの原子炉を「廃炉」にする取り組みを記録するシリーズ。東京電力福島第一原発の事故から10年、これまでの軌跡をたどり、手探りの中で進む作業と地域復興の現在地を紹介する。また、NHKが独自に記録してきた映像を交えながら見えてきた壁と廃炉への道、「福島のこれから」に迫る。
東日本大震災直後からの10年間を振り返り、復興の知られざる物語を紹介。また、これまで撮影した映像や被災地でのアンケートを基に、災害からの復興とは何なのか、大越健介キャスターと共に考える。岩手・宮城・福島3県の定点100カ所に定期的に通い、丹念に取材。思うように進まない被災地の復興の実情も探る。
東京電力福島第一原発の事故から10年、除染を巡って何が起きていたのかに迫る。国は、5兆円を超える“除染マネー”を投入し、前例なき巨大事業を行ってきた。情報公開で入手した資料を基に、専門家らの協力の下、“除染マネー”の使途を検証。独自調査と当事者たちの証言から、プロジェクトの全貌を探る。
東京電力福島第一原発事故の本質と、その後の人々の生きざまを追う。福島・浪江町では、人口が事故前と比べて10分の1以下になり、事故から10年たった現在でも思い描いた復興とは程遠いという。原発事故が町の姿や人の生活に与えた影響をひもとき、その中で人々がどう生きようとしてきたのかに迫る。
仙台・荒浜で生きる人々の16年間の記録を紹介する。2005年から密着を始め、人と人のつながりや家族の日常を記録してきた。漁師の佐藤吉男さん、松木波男さん、農家の佐藤利幸さんへの取材を通じて、津波によって“失われたもの”“変わらないもの”“守り継がれたもの”などから、日本の集落の営みの力強さに迫る。