ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞 受賞インタビュー

吉高由里子

この仕事をまた懲りもせず、続けたいなと思いました

平均視聴率が過去10年で最高を記録した「花子とアン」。主人公の村岡花子を演じた吉高由里子は読者票、審査員票で1位を獲得。TV記者票も2位となる票を集め、主演女優賞を初受賞した。

「一生で一度しかできない朝ドラのヒロインが『花子とアン』でとても感謝しています。作品に関わる全ての方のお力添えあっての受賞です。ありがとうございました」

今回は吉田鋼太郎、仲間由紀恵も助演賞をそろって受賞した。
「ヒロインをぺしゃんこにするくらい皆さん個性的な役者さんばかりで。仲間さんはいつもニコニコしていて…現場の女神です。鋼太郎さんは竜巻のようにみんなを巻き込んで交流してくださるんですが、去り際も竜巻のようにそのまま置いていく人でした(笑)」
役づくりは苦労もあったという。
「私は左利きだったので、右利きに直すのが大変でした。いかんせん、花子の実家の得意料理がほうとうだったので、お箸の扱いには苦労しました(笑)」

さらに、10カ月間に及ぶ撮影は体力的にもハードで、「撮影中、この作品を最後に女優を辞めようと思っていた」と言うほど。
「10カ月間、振り返ると、たくさんたくさん笑ってました。本当にすてきな役者さんたちと出会い、この方々とまた再会したいと、まんまと思わされてしまいました(笑)。それが、この仕事をまた懲りもせず続けたいなと思ってしまう理由になってしまいましたね」

今では心残りもあるようで、「花子や甲府の人々の『てっ!』というリアクションは、現場ではみんな乱用してたのに、街からは聞こえてこなかったなと。『じぇじぇじぇ!』にジェラシーです(笑)」
年末には紅白歌合戦の司会という大役も控えている。「『おめでとう』と連絡をくださる方が多いのですが、おめでとうかどうかは年末のお楽しみということで、私が年を越えられるかどうか見守っていただきたいと存じます」

花子とアン

村岡恵理の「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」が原作で、小説「赤毛のアン」の翻訳者の明治・大正・昭和にわたる波乱万丈の半生を描く。脚本を中園ミホが担当する。山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家の道へ進んだヒロインの村岡花子を吉高由里子が演じる。

第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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