ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞 受賞インタビュー

民王

〝入れ替わりモノ〟の定石を崩したかった

「'09年の年末にまだWEB連載中だった「民王」を池井戸先生とお会いした際に、『深夜なら合うんじゃない?』と存在を教えていただいたのがきっかけでした。原作を読んだときに思い浮かんだ方々に出演いただくことができた上、出演者同士の相性が良く、どんどん勝手に面白くなっていったと感じています。〝軍議の間〟とか狭い空間でお芝居するので舞台感があるというか…役者の皆さんの掛け合いの面白さを追求できたのかと思います。

〝入れ替わりモノ〟の、第1話で入れ替わって最終回で元に戻るという定石を崩したくて、何度も途中で2人を入れ替えさせることにしました(笑)。その中に政治の話を入れるんですけど、誰もが共感できる〝正義〟を描くのが難しかったり、説教くさくなってしまう小難しい社会的事象も、皆さんが面白おかしく演じてくれるから、成立したのだと思います。小ネタも木村ひさし監督がこれでもかと練り込んできましたね(笑)。本当に感謝の一言に尽きます」(飯田爽P)

民王

ある日、心と体が入れ替わった内閣総理大臣の父・武藤泰山(遠藤憲一)とその息子・翔(菅田将暉)が、試行錯誤しながら日本を動かしていくファンタスティックコメディー。翔は国会での審議内容の質問の意味が全く理解できないが、大人の世界に染まっていない翔だからこその真っすぐな意見や純粋な思いは、いつしか国会、国民を動かすことになっていく。一方、泰山は豊富な知識と話術で面接官を論破し、面接に失敗する。

第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

【PR】お知らせ