ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第90回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞

  • 1

    家売るオンナ

    日本テレビ系

    個性的なキャラクターが際立った「家売るオンナ」が受賞

    民放で平均視聴率トップの「家売るオンナ」が作品賞に輝いた。「北川景子の際立ったキャラとテンポのいいストーリー」のほか、「不動産業界に社会的使命を持ち込み、メッセージ性があった」という評価も。高畑充希主演の「とと姉ちゃん」は僅差の2位だったが、「三姉妹の前向きな生き方に共感できた」「主演以外のキャストも全員が輝いていた」とキャストの好演をたたえる声が。また、3位となった「そして、誰もいなくなった」は「破天荒なフィクションを力業で押し切った」など、チーム力が評価された。

    【ドラマへの評価】
    型破りな方法で家を売りまくる万智(北川景子)に感化されていく「テーコー不動産」の人々をコミカルに描く。万智と美加(イモトアヤコ)の掛け合いや、人間の本質を突くせりふなどが印象的だった。万智の「GO!」のせりふと共に吹き抜ける風や、タンゴ調のBGMなども話題に。
    脚本=大石静/演出=猪股隆一、佐久間紀佳、山田信義/出演=北川景子、工藤阿須加、千葉雄大、イモトアヤコ、仲村トオルほか

    受賞者インタビュー

    物件を見るうちに家を買っちゃいました(笑)(小田玲奈P)

    Q 受賞おめでとうございます。制作過程の苦労はありましたか?
    本当にすごい充実した毎日でした。息の合ったメンバーでやっていて、今回こういう賞をいただけて何て恵まれた作品だったのだろうと思いました。でも、家探し(ロケ場所探し)は大変でしたね。第1話はベランダから「おーい!」と呼ぶと声が届くところに病院がある物件…と台本には書いてあるんだけど、ロケ場所を探す制作部さんたちはどこまで実現できるんだろう…と不安そうでした。でも、「まさにここ」という場所が見つかって。脚本家の大石静さんはこの場所を知っていてこの話を書いたんじゃないかと思うぐらい(笑)、実際にロケ現場を見たときは鳥肌が立ったし、北川さんもテンション上がってましたね。
  • 家族を養い守った女性の一代記!

    【ドラマへの評価】
    父親代わりの〝とと姉ちゃん〟常子(高畑充希)が、やがて出版社を起こし、目標をかなえていく。家族の絆や日々の生活のありがたみを丁寧に描き、祖母・滝子(大地真央)のほか、向井理や坂口健太郎など、周囲の人々の配役の絶妙さも光った。
    脚本=西田征史/演出=大原拓ほか/出演=高畑充希、西島秀俊、木村多江、相楽樹、杉咲花、向井理、大地真央、唐沢寿明ほか

  • 3

    裏切りが裏切りを呼んだ本格サスペンス!

    【ドラマへの評価】
    何者かに人生を乗っ取られた新一(藤原竜也)が、見えない敵に立ち向かっていくオリジナルサスペンス。〝追い詰められる藤原竜也〟のはまり具合と登場人物たちの裏切りの連続、1話ごとのテンポの良さが視聴者を引き付けた。
    脚本=秦建日子/演出=佐藤東弥ほか/プロデューサー=鈴木亜希乃ほか/出演=藤原竜也、玉山鉄二、二階堂ふみ、伊野尾慧、黒木瞳ほか

第90回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞一覧

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