ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞 受賞インタビュー

撮影=カノウリョウマ

吉田鋼太郎

本気で田中圭を愛していないと、という思いに自然となっていきました

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この作品は当初から異例の反響で、最初は面食らいました。でも振り返ると本当に良質なラブストーリーで、男だ女だと関係なく、人が恋をするときの情熱や悲しさ、切なさや幸せなどいろんな要素を楽しく、熱く見せた作品だったから、ここまで愛されたのだろうと思います。
僕は男性相手だけじゃなく、女性との恋愛ものすら、映像ではあまり演じたことがないんです(笑)。ましてや抱き合ったり、大声で愛を告白したりっていうのは経験がなく、初めて尽くし。不慣れだからこそ、ちょっとでも照れがあってはいけない、本気で田中圭を愛していないと、という思いに自然となっていきましたね。彼がまた全身全霊で反応してくれていて、すごかった。林遣都も何かが乗り移る系の役者ですから、2人そろって圭を困らせて、圭のリアクションを引き出すのが楽しかったです。台本も一本芯が通っていたので、その上で思いっきり遊ばせてもらうことができました。

武蔵としては、デキる上司と、はるたんを愛しフニャフニャッとなっている部分のギャップを意識して演じました。もしまた恋愛ものを演じることになったら、ついこの芝居を踏襲してやりづらくなるんじゃないかっていうほど、出し切りましたね。次、これを超えるのは大変そうです(苦笑)。

取材・文=magbug
おっさんずラブ

おっさんずラブ

2016年放送の単発ドラマが連ドラ化。女好きだがモテない春田創一(田中圭)が、乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居するイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されることから始まる新感覚ラブストーリー。春田は男たちを拒みながらも、ピュアな彼らの存在が頭から離れなくなる。

第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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