ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第98回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞 受賞インタビュー

撮影=山下隼

山﨑賢人

内側を大事にすることで 湊のしぐさをつかめました

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主演男優賞、ありがとうございます! メチャメチャうれしいです。役所(広司)さんが、「陸王」(2017年TBS系)で受賞して、「やった!」と思っていましたが、まさか僕も受賞できるとは思っていませんでした。2本目の主演ドラマなので、まだ遠い感じがしていたんですよね。
「グッド・ドクター」で演じた新堂湊は、最初からいろいろと考えた役柄でした。この作品を作る意味、伝えていくこと、そして、見ていただく方に届けるメッセージもたくさんあって、一つ一つ思いを込めて演じていました。
そのために、撮影前には実際に病院を訪ねたり、リハーサルの期間もつくってもらったりして、しっかり湊を作り込んでいました。ただ、手のしぐさをつかむのは少し時間がかかったと思います。いつも胸のあたりで手を動かしている湊ですが、緊張してくると強く手を握ったり、上げたりするんですよね。でも、最初はどうしても規則的な動きになってしまって。そんなときに、湊と同じ障害のある方が書いた本を読んで、湊としての感情があるからこそ、そういう動きになるんだなと気付いて。急に大きな声になったり、動き回ったりするのも、やっぱりそこには感情があるんです。湊としての内側を大事にすることで、湊らしいしぐさになっていったと思います。
そんな僕に対して、瀬戸先生を演じた上野(樹里)さんが、バランスを取ってくれました。上野さんはすごく深いところまで考えている方でした。役として生きるだけではなく、そのシーンがドラマにとってどういう位置にあるのか、細かく調べて、計算していましたね。おかげで、僕はこの作品の世界で湊として伸び伸び生きることができたと思います。
僕にとって、「グッド・ドクター」は初めて挑んだジャンルであり、役柄だったのもありますが、間違いなく一つの節目になった作品です。そういう意味で、今は新堂湊を演じ切った感覚があります。

取材・文=あらいかわこうじ

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