ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第99回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞 受賞インタビュー

吉田羊

模範解答的な上司像ではなく、少し風変わりな、ミステリアスな人物に!

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私が演じた原口さんは、バリキャリで帰国子女、マクロビアンでバイセクシャル、そして処女(漫画の途中で明らかになりますが、それが本当かは分からない)、原作にはこれだけたくさんの設定がありました。正攻法でいけば、社内で声高らかに檄を飛ばし、退社後は部下を飲みに誘って合理的に悩みを解決する頼れる上司像といったところ。しかし、私が引っ掛かったのは「バイセクシャル」と「マクロビアン」という2つで、「この人は何かが違っていてそれこそが彼女の魅力」という気がしました。
ですから、模範解答的な上司像ではなく、少し風変わりな、ミステリアスな人物に作りました。ミステリアスさはその寡黙さで表現し、風変わりは、あえて声を低くフラットにしゃべることで、真面目にやればやるほど面白いという部分を狙いました。正論や本音を言う役割でしたが、真っすぐなしゃべり方のおかげで言葉が、より皆さまに届いたというラッキーもあったのかもしれません。キャリアウーマンの役はこれまでもたくさんいただいていたからこそ、どの役とも違って見えたいと思って役作りをしました。ですので、こうして選んでいただいた皆さまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
中学聖日記

中学聖日記

かわかみじゅんこの同名漫画を有村架純主演でドラマ化。片田舎の中学校で働く教師・末永聖(有村)が、自分を大切にしてくれる婚約者がいながらも、不思議な魅力を持つ10歳年下の中学生・晶に引かれていってしまう“禁断の恋”を描くヒューマンラブストーリー。脚本を金子ありさ、演出を塚原あゆ子らが務める。

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