<竹内涼真の撮休>竹内涼真インタビュー(後編) 「撮休の日に一日がかりでカレーを作ることもあります!」
「『自分はどういう人物なのか』を演じながら再認識できた」
――今回さまざまな「竹内涼真」を演じられて、ご自身のパーソナルな部分で何か発見したことなどはありましたか。
竹内:撮影の前は、作品を通して新たな自分を発見できたらいいなという気持ちもあったんですが、撮影を終えた今考えてみると「自分はどういう人物なんだろうか?」ということを演じながら再認識できたように思います。
よく取材の際に「どういう性格ですか?」って聞かれるんですけど、だんだんわからなくなってくるんですよ(笑)。その時やっているドラマや映画によって(素の自分も)ちょっとずつ雰囲気が変わりますし。
だけど今回は弟や妹が出てきたり、逆に初対面のおばあさんとか、いろんな人と接していくんですが、それぞれの自分ってどうなんだろう?って考えた時に、「あ、こういう感じだったよな」と再認識できた印象があります。
あとは全8話を通して演じてみて、改めて撮影や演技をすること自体が好きなんだなと思いました。監督さんやキャストの皆さんとすごくうまくいったという感覚がありました。
――では、今のタイミングで「どういう性格ですか?」と尋ねられたら、どんなお答えになるでしょうか。
竹内:細かいことなんですけど、「この人といる時はこうだよな」と状況によって違うので一言では言えないです。例えば「同級生」(最終話)だと全員同い年の設定なんですけど、周りが同い年だけで一つの作品を作るって意外とこれまで少なくて。実際に同級生と会う機会もなかなか無いですし。
なので「自分ってどういう立ち位置だったかな?」とかそういうことを思い返しました。結構寂しがりやなんだなって改めて思ったり。その中でも「世界で一番めんどい奴ら」(第3話)では弟との掛け合いがありますが、実際の弟といる時もあんな感じです。そういう部分が各話の中で垣間見えると思います。
竹内涼真のカレー愛が止まらない!?
――今回の脚本では、過去の出演作についての言及というか、ネタにされるシーンもありました。そうした脚本における遊び心はいかがでしたか?
竹内:すごく楽しかったですし、僕も台本を読んでいて笑いました。せりふに愛があって、「このせりふをどう面白く言おうかな」と考えていました。ただ、それを考えすぎてしまうと、監督から「もうちょっと抑えて」と言われることもありましたね。でも演じていてすごく楽しかったですよ。
――それぞれテイストも異なる作品ですが、唯一「薫るスパイスカレー」(第1話)と「『人生』」(第2話)では共通して「カレー」がキーアイテムとして出てきました。竹内さんは実際にカレーがお好きなんでしょうか? また、作られる際のこだわりなどはありますか?
竹内:自分で料理する時、ちゃんとこだわって作るのはカレーくらいです。ドラマの冒頭でも僕がスパイスのうんちくを語るシーンがあるんですけど、自分流のレシピの完成形は一つ持ってます。
実際にスパイスも何種類か入れたり、フォン(だし)を取るところからやるので時間がかかるんです。なので作るのは自分の気が向いた時だけですけど、撮休の日に一日がかりでやっちゃうこともよくあります。
2020年11月6日(金)スタート
毎週金曜深夜0:00-0:30
WOWOWプライムにて放送
https://www.wowow.co.jp/drama/original/satsukyu2/
■WOWOWオリジナルドラマ「竹内涼真の撮休」/プロモーション映像(120秒)