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<人生の楽園>音楽の趣味が高じてオカリナ作りに目覚め、念願の工房を開いた元銀行員

2020/11/06 17:01

手作りのオカリナ工房を開いた板垣洋一さん(62歳)と妻の文子さん(61歳)
手作りのオカリナ工房を開いた板垣洋一さん(62歳)と妻の文子さん(61歳) (C)テレビ朝日

11月7日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)では、栃木・小山市の“益子の土”を使った手作りのオカリナ工房を開いた板垣洋一さん(62歳)と、それを支える妻の文子さん(61歳)に密着する。

「霜月の壱 土の音響くオカリナ工房~栃木・小山市」と題した今回。音楽の趣味が高じて益子の土でオカリナ作りを始め、銀行を早期退職して工房を開いた板垣さん夫婦の日常と、そんな二人を温かく支える地域に暮らす人々との交流を紹介する。

舞台は栃木・小山市


茨城県で生まれ、栃木県小山市で育った洋一さんは大学卒業後、地元の銀行に入行。洋一さんには高校時代から始めたギターの趣味があり、20代のときは本気でプロを目指すほど熱中していた。そして、取引先に勤務していた文子さんと31歳のときに結婚し、二人の子供が生まれた。

そんな洋一さんがオカリナに興味を持ったのは、益子焼で知られる益子町の支店長時代。地域のお祭り・土祭(ひじさい)で土笛(オカリナ)演奏の奉納があり、その音色に魅せられながらも、土笛が益子の土で作られていないことに違和感を覚えた。

そこで洋一さんは陶芸の町・益子の土を使ってオカリナを自作してみようと思い立った。まずは専門書を参考にしながら試行錯誤し、益子焼の窯元で材料の土と窯焼きも学んだ。さらに、オカリナの第一人者のアドバイスを受ける機会を得ると、洋一さんのオカリナは次第に完成度を高め、自信を深めていった。

そうして54歳で銀行を早期退職して本格的にオカリナ作りを始め、57歳のときに「オカリナ工房・土音(ひじおと)」を開いた。

工房は空き家になっていた洋一さんの実家で、1階を作業場、2階をスタジオとして使い、自作のオカリナ演奏を収録しては、インターネットで公開している。

洋一さんは毎朝6時に工房に入り、作業に没頭する。洋一さんの作るオカリナは、表と裏を型で成形して貼り合わせ、指穴を開けてから、炭ともみ殻とともに900度で9時間炭化焼成する。そうして焼き上がったオカリナは、付着した炭素が見事なグラデーションを描く。

素焼きの黒陶モデルを始め、拭きうるしを施したモデルや、カラフルな色うるしや釉薬モデルもある。材料となる土は、益子支店長時代から付き合いのある益子焼の窯元、佐久間藤太郎窯の陶工・佐久間藤也さんから特別に分けてもらっている。

また、洋一さんはオカリナの普及にも努めていて、プロのオカリナ奏者・中原蘭さんと共に、市内の交流センターで月に2回オカリナ教室を開いたり、佐野市のオカリナ愛好家が集う高谷オカリナの里で、定期演奏会を行ったりしている。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「人生の楽園」
毎週土曜夜6:00-6:30
テレビ朝日系で放送
※11月7日(土)は#1004「霜月の壱 土の音響くオカリナ工房~栃木・小山市」


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