加藤シゲアキ「僕の背中も蹴られた感じ」“作家活動”に綿矢りさが影響
中村と綿矢との出会いは、2010年の日中交流会でのこと。遅刻した綿矢が言い訳をしていたと言い、「動物園とかでパンダ、餌食べてるって思うじゃないですか、それと同じで綿矢りさが言い訳してる!って思って貴重なもん見たな(笑)」と笑いを誘った。羽田も当時大学生だった綿矢と挨拶を交わした際に、「あ!綿矢姉さんだ!」と思ったと明かすと、加藤は「みんなパンダと同じ扱い(笑)」とコメント。
綿矢の経歴や作品をまとめたボードを基に、17歳で文壇デビューからスランプに陥った当時の心境を振り返った。執筆をはじめた理由について聞かれると、「太宰治を図書館で読んだのが16歳ぐらいで…」と明かす。
綿矢は17歳のときに「インストール」を出版。10代での作家デビューは羽田や加藤にも影響を与えたという。高校生の頃から作家になりたいと思っていた羽田は「高1のときに綿矢さんが高3で小説家デビューされた記事をみて、具現化された感じがしたんです。やるべきことを。それで小説書いて応募してっていう感じで。綿矢さんがデビューされてなかったら、(羽田の)デビューが数年遅くなってたかな」と語った。
また、加藤も「僕も羽田さんの一個下なんですごい覚えてます」として、高校1年生のときに友人とスノーボードにいく深夜バスの中で「蹴りたい背中」を読んだと言う。