優希美青、映画「10万分の1」で大親友・平祐奈との共演に「すごく自然に演じられたと同時に、複雑な感情になった」
一緒にいられるのが当たり前じゃない。今という時間に感謝
――親友の祐奈ちゃんと一緒に仕事するのはどんな気持ちでしたか?
撮影が始まる前から毎日会っていたほど元々仲良しで距離を縮める必要がなかったので、その部分ではすごく自然にできました。進んでいくうちに、もし祐奈が本当にALSになってしまったら……と考えることが自然と多くなりました。想像するだけですごく複雑な気持ちになって、まさに演じた千紘そのものの感情だったと思います。
――役を通して感じたことはどんなことですか?
周りの人の大切さを改めて実感しました。病気が進行していくシーンを撮るにつれて、本当にリアルに感じてしまって……。もし大切な人が病気になっても、最後まで支えたいなと思いました。誰もがいつ病に侵されるか分からないし、いつまでも一緒にいられるのが当たり前じゃないんだなって。今という時間に感謝しましたね。
――印象的に残っているシーンはありますか?
個人的に楽しかったのは体育祭のシーンです。高校時代はあまり行事に出席できなかったので「体育祭ってこんな感じだったんだ」と疑似体験できた感じです。誕生日をお祝いしてもらったりする場面もとても楽しかったです。
ゆうき・みお=1999年4月5日生まれ、福島県出身。O型。第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン2012でグランプリを受賞し、デビュー。主な出演作に「あまちゃん」(2013年、NHK総合)、デスノート(2015年、日本テレビ系)、映画「うちの執事が言うことには」(2019年)などがある。現在放送中のドラマ「赤ひげ3」(毎週金曜夜8:00-8:45、NHK BSプレミアム)に出演中。
■映画「10万分の1」
2020年11月27日(金)公開
●公式HP:https://100000-1.com/