安藤サクラ、古川雄大が世界の名作を一人芝居!「幸せ」がテーマの二つの“おはなし”を届ける
「賢者のおくりもの」(作:オー・ヘンリー)あらすじ
貧しいながらも、互いのことを思い、幸せに暮らしていたジムとデラ。しかし互いにクリスマスプレゼントを贈る余裕はない。それでも何とか、愛する夫に贈りものをしたいと思ったデラは、自慢の艶やかな髪の毛を売って、プレゼントのためのお金を用立てた。そして、ジムが大切にしている金時計に似合うプラチナのチェーンを買った。ところが、デラのプレゼントを見たジムの表情はくもり始める。
「幸福の王子」(作:オスカー・ワイルド)あらすじ
町の一角に立つ、若い王子の銅像。若くして亡くなり、銅像になって初めて自分の町を見渡していた。そこで目にしたのは、これまで知らなかった人々の悲しみや苦しみ。王子は、そばで羽を休めていたツバメに、自分がまとっている装飾品の宝石や金箔を困っている人たちに届けてほしいと頼む。自由気ままなツバメは、はじめ応じようとしないが、王子の涙に同情し、一度だけならと協力することに。しかし一度だけだったはずの関わりは、ツバメの心を変化させる。王子の気持ちに共感し、寄り添うこととなったツバメ。しかし町には冬が訪れる。