かまいたち、ウエストランドの魅力を語る
――収録ではかまいたちさんから(二組への)アドバイスもありましたが、ウエストランドさんのネタを見た時に審査員的な目線としてはいかがですか?
山内:アドバイスすることは特にないんですけど、(河本太が)あんなにしゃべらへんねんなって思って(笑)。
濱家:(ウエストランドの2人について)ツッコミとボケって感じでもないよね(笑)。
山内:でも今回めちゃくちゃ面白かったから、ウエストランドの入門編としては二人の関係性を見せる漫才を見たいなって思いました。井口君の曲がった性格はよく分かったけど、河本君は謎なままなので。河本君の駄目さ加減をもっと伝えてほしいなって思いました。
濱家:M-1のネタでも井口君を振り回してたけど、それが河本君に向いても面白いのかなって思いました。
――東京ホテイソンさんは、かまいたちさんからアドバイスされていかがでしたか?
たける:自分たちでも思っていたことを今日もM-1でも言われたので、改善する余地はあるのかなって思いました。
――徳井さんが“テレビウォッチャー”という視聴者的な視点でコメントされていましたが、同業者としての視点というのはどういったところなんでしょうか?
山内:僕らは「優勝するにはという目線」で見ていました。ずっと僕らは決勝に行けなかったので、最初はただ決勝に出たいという思いだったんですね。でもみんなも言っていたように優勝しないといけないなってシフトチェンジした時に、1本目2本目の組み立て方とか、視聴者目線ではなく出ている人目線で見ていたんだと思います。マヂカルラブリーさんは、1本目を乗り切った時点で優勝を確信できてたんじゃないかなっていうくらい戦略があったように思いました。
濱家:俺らは2019年にやった1本目のネタを2本目にと考えていて、(ファイナルステージでは)一番強いネタをぶつけたろうって思っていました。
山内:そうそう、2本目は確定しながらやってたんですけど、ラストイヤーの時は2番目で回ってきたので。
――勝ち方のパターンとかはあるんですか?
山内:僕らがチャンピオンになった時は~
濱家:いや、なってないねん! 一度だけ2位になっただけやから。
山内:あれ?なってない? 優勝するには1本目で空気つかんで、この人ら優勝するんちゃうかなっていうフラグを立てて、2本目に挑むみたいな感じじゃないと駄目だと思います。ただ上位3位になってる人は、フラグ立ってると思うんですけどね。