<バイプレイヤーズ>初回から“らしさ”全開 濱田岳、柄本時生、志田未来らの個性に、テレ東いじりも
主演するはずだった役所広司がトラブルで参加不可能になり、チームワーク抜群の「チーム7」は“誰が主演するか”で突如、大モメ。柄本・志田・杉野の若手3人と勝村・渡辺・近藤のベテラン3人が、それぞれ主演の栄誉をかけて敵対し始めたのだ。
志田が主演を勝ち取るため「本番前に歯抜いて断食してきますから!」と女優魂をむき出しにすれば、役者一家で先輩に余計なことを言いがちな柄本がベテラン陣に「真面目な話、僕らはまだまだ主演やるチャンスはあるんですけど、お三方はねぇ…」と不用意な一言を放つなど、それぞれがキャラクターを誇張して“濃い目の本人役”を演じる。
ベビーフェイスな濱田が、某人気アニメ作品の「主役は“見た目は若手、中身はベテラン”、そう私、濱田…」というセリフを口にするなどのシーンも見受けられた。
そんな中、元祖バイプレイヤー・松重が「全員が主役のつもりでやってるからギリギリもってる」「みんな根っこはおんなじなんだよね。みんな作品を愛する現場の仲間なんだよ」と“バイプレイヤー精神”を語るシーンでは、視聴者からも「さすが松重さん…グッと来た」「いいセリフだなぁ」といった感動の声が上がった。
「社長賞って」「バナナです。1人1本」
第1話は“7チャン”のドラマ「チーム7」撮影現場が舞台ということで、“7チャン”ことテレ東いじりも随所に挟み込まれた。
撮影現場には「テレ東だから視聴率気にしなくていい」とリラックスした空気が流れ、すったもんだの結果1話の視聴率が同時間帯トップの15.1%をたたき出すと「テレ東の連ドラ史上初めての1位じゃない!?」と大盛り上がり。好成績に“社長賞”が出たと聞けば「テレ東の社長賞って賞金いくらぐらい?」「賞金じゃないです」「…バナナです。1人1本」。バナナがモチーフのチャンネルマスコット・ナナナもいじりの対象となるなど、テレ東らしい自虐ネタがこれでもかと盛り込まれ、笑いを誘った。
毎週金曜夜0:12-0:52ほか
テレビ東京系で放送
出演=田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一
濱田岳、柄本時生、志田未来、杉野遥亮、勝村政信、渡辺いっけい、近藤芳正
【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/byplayers/
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