<江戸モアゼル>岡田結実“仙夏”の江戸うんちくが楽しい!超豪快“四股踏み”も披露
江戸流“男を焦らす恋文の送り方”とは?
さらに、第4話では蔵地と泉美の恋や、仙夏を一方的に想う鳥居のエピソードも描かれ、恋の矢印が絡み合う回に。仙夏は、思い人に贈るメッセージに悩む寿乃と蔵地に向けて恋にまつわる江戸うんちくを披露した。
「江戸にはね、女用文忍草(おんなようぶんしのぶぐさ)」っていう本があってね、恋文の送り方が書かれてるんだよ」と話し始めた仙夏。
その本には“さっそく承知せし返事もかるはずみにてよろしからず”と書かれているという。仙夏は「つまり、すぐには返事をしないということだね。男は追われると距離を取りたくなるものだから。少し時間を置くんだよ」と解説。2人の恋を後押しした。
この「女用文忍草」は正真正銘、江戸時代後期に実在した恋の指南書。相手の身分などにより、適切な恋文の例文や書き方が詳しく解説されている。その中から売れっ子の花魁・仙夏が挙げたテクニックは、さすが現代にも応用できそうなリアルなアドバイスだ。
後半では、ゆるされない恋に走ろうとする寿乃に「江戸だと密通は死罪だよ」「あんたにその覚悟はあるのかい」と再び相撲を挑むなど、熱い心も見せた仙夏。情に厚く友情を大切にする仙夏を、岡田が好演している。
ラストでは、何とか仙夏を射止めたい鳥居が弓矢教室に通い、仙夏に恋の矢文を飛ばすエピソードも。効果的に取り入れられる江戸うんちくも本作の楽しみの一つだ。
第5話あらすじ
次回の「江戸モアゼル」は2月4日(木)深夜に放送する。
仙夏は、両思いになった蔵地と泉美を温かく見守る。そんな中、カフェ「蔵」に、松野(森田甘路)の娘・百合が訪ねてくる。松野はバツイチで、百合は松野の元妻と暮らしていた。
蔵地たちは、松野にモデルのようなかわいい娘がいると知って、ビックリ!百合は、今人気のプロデューサーであるクリス・パンサーが手掛けるアイドルのオーディションを受け、最終審査に残っていた。まもなく始まる最終審査のために、百合は松野の家に泊めてほしいと言う。
松野は、自分が社長になってリッチな暮らしをしていると百合に嘘をついていた。百合に本当のことを知られたくない松野は蔵地に、百合を預かってほしいと頼み込む。困惑する蔵地をよそに仙夏は「よし、ウチで預かろう!」と松野の頼みを引き受ける。(文=ザテレビジョンドラマ部)