<おちょやん>お見事!板尾創路“万太郎”公開早替え 仕掛けには衣装スタッフのこだわりも
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。2月3日放送の第43回では、道頓堀の喜劇王・須賀廼家万太郎(板尾創路)が千代(杉咲花)達の前で鮮やかな着替えシーンを披露し視聴者の度肝を抜いた。(以下、ネタバレがあります)
千代、放心状態「すごいな」
第9週「絶対笑かしたる」(第41~45回/2月1日~6日)では、京都の撮影所を後にし大坂・道頓堀に戻った千代が、一平(成田凌)と新しい喜劇一座を作るため奮闘する姿が描かれている。
だが、大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)の指名で集められた顔ぶれのうち、千之助(星田英利)は不在。元天海一座の面々も千之助がいないのならと早くも脱退し、千代と一平は彼らの引き留めに奔走している。
その過程で描かれたのが、道頓堀の喜劇王・万太郎の実に見事な着替えシーン。万太郎一座に誘われたという徳利(大塚宣幸)を引き留めるため、芝居小屋にやってきた千代と天晴(渋谷天笑)。徳利を説得しているところに万太郎一行が現れ、すごみを利かせた場面だ。
何も言わず両手を広げた万太郎。両脇・後ろについた座員がおもむろに背広の袖とズボンを引き抜くと、万太郎はふんどし一丁に。すかさず座員が浴衣を着せかけ、あっという間に洋装から和装へ、衣装替えが完了した。その間、オンエアでわずか15秒。
その後、満足そうにその場を後にした万太郎。そのあまりの早業に千代は放心状態で、「なんやようわかれへんけど…すごいな」と素直な驚きを口にした。