シリーズ累計140万部を誇る人気ライトノベル「バカとテストと召喚獣」(ファミ通文庫/エンターブレイン刊)のアニメ化が決定。25日、進級テストの結果で厳しくクラス分けされるという本作の設定にちなんで、都内で一般募集された生徒に加えて、メーンキャストの下野紘と原田ひとみがゲストに迎えられ、リアル実力テストが行われた。
「バカとテストと召喚獣」は、文月学園の最低クラスであるFクラスの生徒で、主人公の吉井明久(下野)がヒロイン・姫路瑞希(原田)と共に、上位のクラスを目指すため、学園が独自に開発した「試験召喚システム」でクラス争奪バトルに挑戦する、バトル学園ラブコメディ。
英語、数学、国語など、実際の学力を計るテストに、下野は「ガチ過ぎて答えられませんでした…」と苦戦したようで、残念ながら結果は45点。対して87点と高得点を獲得した原田だったが、答えをたどたどしく黒板に書いて説明していく教育実習生のような姿に、思わず下野が「ちょっと羞恥(しゅうち)プレーみたい(笑)」とツっこみ、会場は笑いに包まれた。
また、歴史の問題にまつわり、好きな武将を尋ねられた原田は、上杉謙信と回答。「謙信は側室を取らずに男らしいなと思ってたんですが、最近ゲイ説が出てきて。そうだったのかと…」と語ったほか、「『信長の野望』というゲームが好きで、いつも長宗我部という領地の狭い武将から始めてやり込みます」など、渋い歴女ぶりをのぞかせた。
現在アフレコが始まったばかりという本作だが、「今までやってきたキャラで1番頭が悪いというか…」と下野が語るように、主人公・吉井明久は“キング・オブ・バカ”の異名を持つ男子高校生。その愛すべきバカっぷりに、いつも周りのキャラからはきついDVを受けるのだが、原田も「下野さんのやられ具合が楽しくて。どんな叫び声を上げてくれるか楽しみです」と告白。そんな現場で下野をはじめとするキャストは、声がかれるほどヒートアップした演技を見せているらしく、下野いわく「アドリブもちょっとどころじゃない。後ろで小さなガヤとかも入ってるので、テレビの音量を上げて見ていただだければ」と、熱いキャストによるバカでハイテンションな作品の見どころを語った。
'10年よりテレビ東京ほかで放開始予定