＜人生の楽園＞甲斐駒ヶ岳に魅せられて、東京から北杜市に移住しイタリアンレストランを開いた夫婦の物語
2月13日(土)放送の「人生の楽園」(毎週土曜夜6:00-6:30、テレビ朝日系)では、南アルプスの甲斐駒ヶ岳に魅せられ、会社を辞めて東京から移住してイタリア料理店を始めた安田貞和さん(50歳)と、妻の由美さん(48歳)を紹介する。
舞台は山梨・北杜市
千葉県生まれ東京都育ちの貞和さんは、大学卒業後はソフトウェア会社のエンジニアとなった。そして34歳のときに趣味のオートバイのサークルで出会った由美さんと結婚。
ツーリングであちこちを巡った貞和さんと由美さんには、いつかは自然豊かな土地で暮らしたいという共通の夢があった。そこでその夢をかなえようと移住先を探し始めると、貞和さんはかつて社員旅行で訪れた北杜市で見た、南アルプスの甲斐駒ヶ岳を望む風景を思い出し、改めて訪ねてみた。
すると、その甲斐駒ヶ岳の姿に感激し、土地を探して41歳で家を建てた。
当初は週末だけ北杜市で暮らし、平日は東京の家から通勤していたが、約1年が経過すると専業主婦の由美さんは平日も北杜市に残り、貞和さんのみが東京に戻るようになっていった。
そうなると貞和さんも毎日北杜市で暮らしたいと思うようになり、44歳で会社を早期退職。趣味だった料理で生計を立てようと、東京の調理師専門学校に1年間通って、イタリア料理とフランス料理の基礎を学んだ。
そうして卒業と同時に北杜市に完全移住し、まずは地域のイタリア料理店で2年間働いて経験を積み、2020年1月に大好きな甲斐駒ヶ岳を店名に冠したイタリア料理店「Kaikoma kitchen」をオープンした。
店は古民家のはりなどを再利用したモダンな内装で、壁面には木材で甲斐駒ヶ岳を表現した作品が飾られる。提供するのは週替わりの3種類のパスタから選べるランチ。スープかサラダ、貞和さんが焼くフォカッチャも付く。食材はなるべく地域産のものを使用し、由美さんが手作りするデザートも人気だ。
新型コロナで客が減った分、テイクアウトにも力を入れている。店は地域に暮らす人々から愛され、この地で開店したことを感謝されている。
そして自宅は木材をふんだんに使った山小屋風で、目の前には甲斐駒ヶ岳を望む。店で厨房に立つ貞和さんを気遣って自宅では由美さんが料理を作り、貞和さんはまきストーブ用のまきを割る。
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