<九州女子翼>東京定期公演で大盛り上がり!詩絵里「幸せです」
見て・聞いて・楽しめるステージ
続いては山本愛理が、恒例の“あの”グループのにぎやかな曲をカバーするが、楽しげな感じもよく出ているし、発声も見事で、単語の一言一言がきちんと聞き分けられる仕上がり。動きも全身がバネになったかのような、しなやかさと力強さを兼ね備えた素晴らしいもので、見て・聞いて・楽しめる、すてきなステージを構築してくれた。
実玖は、自身の思いをぶつけるかのような激しい曲を、力強く歌唱。トーク時のふにゃっとした雰囲気とは一転、こうしたダークというか激しめの曲もこれまで数多く披露してきており、そのギャップも見事なもの。髪形を変えて(ショートにした)初の定期への意気込みが、充分に伝わってくる出来栄えであった。
ここで4人編成によるカバー曲へと趣向変え。アップテンポで、少しTPDっぽさも感じるような楽曲を、愛らしいハーモニーで聞かせてくれた。そして、そのまま詩絵里のソロへとつなぐが、3人はそのままステージに残って、バックダンサーならぬサイドダンサーを務め、実玖、鈴川の存在感は素晴らしく、静の状態でも見事な雰囲気が感じられた。もちろん、毎度難曲を選曲(チャレンジ)する詩絵里も、カバー曲のメロディーをしっかりと捉え、しっかりとした音程で、情感豊かな表情で、歌唱してくれた。