<九州女子翼>東京定期公演で大盛り上がり!詩絵里「幸せです」
さっそうと登場してくるメンバー
最後は、定期恒例の「ギュッと手を繋いで」。4人の表情は実に楽しげで、ステージングを存分に楽しんでいるよう。ここでも進化著しい鈴川が見事な歌声・表情で、観客を楽しませてくれた。
ブレークタイムを挟んでは、いよいよ本編となるライブコーナーだ。「fly high」のメロディーに乗って、さっそうと登場してくるメンバーの姿は、これから始まるライブへの期待を高めてくれる。オープニングナンバーは目下の最新曲「Non Stop Kyusyu」だ。ビックバンド編成をほうふつとさせる、音の厚みとにぎやかさと楽しさが絶妙にブレンドされた名曲であり、聴いていて「Merry Go Round」と並ぶようなメロディーの取りにくさも感じるが、そんな不安も払拭(ふっしょく)し、見事に歌いこなすさまは、自粛期間中においても各自がしっかりと自主練に励んだ結果が存分に発揮されているよう。ここでも鈴川が存在感を発揮していた。
以下、「赤の流れ」「TAKE WING」「I Am Love」「fair wind」と続き、歌声のみならず、ダンスにおいても、昨年コロナ禍が始まる直前に獲得していた高みへと、そのパフォーマンスは戻ってきたかのよう。そこに各自の表現力アップも加わり、山本愛理は回転の切れ味が増し、実玖、詩絵里は表情や動きの表現力が豊かになり、鈴川はその歌声の存在感が圧倒的になった。そんな魅惑のステージングは情熱的な「空への咆哮」で締めとなった。