斎藤工「今だからこそ生まれる必然性がある作品」代理出産やLGBTQを描くドラマに出演
江島聡役:細田善彦
“実の妹に代理出産を託す同性愛者の役”と聞いた時は、正直僕にどこまでできるのか不安でした。ですが共演経験のある堀田さん、松本さん、さらには、以前にも同性パートナー役としてご一緒させていただいたことのある猪塚さん。こんなに心強くすてきな方々とご一緒させていただけるのならば、あとは皆さんから頂くエネルギーに素直に反応しながら、聡というキャラクターに寄り添っていけたらと思いました。サロガシーという言葉は聞き慣れない言葉かもしれませんが、脚本の的場さん、監督の清矢さん、主演の堀田さん、三人の女性が代理出産をする環の心を丁寧に描いています。環の決断、そして環を取り巻く家族の心の機微を、皆さんにも温かく見守っていただきたいです。ぜひ、お楽しみください。
野池幸四郎役:田村健太郎
僕の役は、環の同僚の野池という男性です。参加するにあたって、環のこと、野池のこと、野池から見た環のことなど、いろいろ考えました。ですが、いざ現場で堀田さんが演じる環を目の当たりにすると、男性である自分がイメージしきれていない“痛み”や“思い”があるんだと感じました。そして少しでもわかった気でいた自分への恥ずかしさも。だから、この作品に耳を傾けよう、そうすれば多くのことに気づけるかもしれない、という希望を持って演じました。皆さまにとっても、この作品が今よりも広い場所への入り口になることを願っております。
水野圭人役:猪塚健太
この作品の脚本を読んだ時、幸せのかたちというものは本当に人それぞれバラバラで、でもそれを知り、考えることもまた大切なことだということを改めて感じました。環、聡、そして僕が演じさせてもらう圭人の3人も、それぞれが悩み、葛藤し、そして共に決断をしてこの物語の冒頭につながっていきます。ドラマでは描ききれない、そんな背景も大切に演じられたらと思っています。このドラマを見て、自分や、自分の大切な人の幸せってどんなことだろう?と一瞬でも心のどこかで感じてもらえたら素敵だなと思っております。
西岡麻友役:松本若菜
最初にこのお話を頂いた時、アメリカの61歳の女性が息子カップルのために代理母となり出産するというニュースを思い出しました。その時は“究極の親子愛だな”とぐらいにしか思っていませんでしたが、この脚本を読んで、その愛情の中にはさまざまな苦しみや葛藤があったのだろうと考えるようになり、ぜひとも影で支えた麻友を演じたいと心から思うようになりました。今回は共演経験のある方が多く不思議な安心感がありましたが、現場に入るとその安心感はさらなる信頼感へと変わっていきました。特に堀田さんの芝居根性は素晴らしく、出産シーンでの演技は必見です。脚本家・的場友見さんの生み出した「サロガシー」。皆さまの心に深く残る作品になっていると思います。ぜひ、お楽しみに。
江島忠役:井上肇
“サロガシー”。初めて耳にする言葉でした。調べてみれば”代理母出産”のこと。しかし現代社会でその意味合いは、もっと深いものがあるようです。今回のドラマは“究極のサロガシー”。妹が同性愛者である兄の代理母になるという…。その父親としてこの現実をどう受け止めるのか、そして家族としてどう向き合っていくのか、役を演じる上で本当にいろいろ考えさせられました。撮影に入り芝居を重ねていくことで、家族それぞれと感情をぶつけ合い、また家族への思いを共有することができたように思います。この究極の“サロガシー”は、究極の“家族のドラマ”でもあるのです。
江島彰子役:宮田早苗
妊娠することも、出産することも、子供を育てることも、答えがあるわけではないし、一人一人の思いや決断、そしてそこに、倫理的に…などという意見も入ってきたりすると、いよいよ複雑になる。だからこそ、物事を広く捉え、疑問や選択を繰り返し、違うということを許容できたら…。ドラマを通じて、彰子として、一個人として、迷いながら改めて考えてみたいと思います。
3月24日(水)夜0:55-1:55※スポーツ中継による時間変更の可能性あり
フジテレビにて放送
【公式HP】https://www.fujitv.co.jp/young/
↓↓堀田真由のグラビア写真を多数配信中!↓↓