<おちょやん>井川遥“百合子”との別れは美しく…「メーテルみたい!」の声も
「カチューシャの唄」のメロディに送られて…
まるで映画のように美しいワンシーン。BMGには「カチューシャの唄」が流れたが、この曲は第15回で百合子が道頓堀を離れるシーンでも印象的に使われた曲。希望を求めて旅立った2人だが、哀愁あるメロディのせいか、その背中はどことなく憂いを帯びていた。
視聴者からも「切ない」の声が上がった千代と百合子、小暮との別れのシーン。1937年暮れに岡田嘉子という女優が演出家の男性とともにソ連に亡命し、過酷な運命をたどった史実を連想する声もあった。
顔にかかりそうな髪で首元にマフラーをしっかりと巻いた小暮と、黒いコートに黒いロシア帽をかぶった百合子の姿には「百合子さん、メーテルみたい」「リアルメーテルと鉄郎!」の声も。蒸気機関車の汽笛が鳴り響く演出もあいまって、「2人はソ連に行ったんじゃなく、銀河鉄道に乗ったんだな…そう思いたい」という祈りのような声も聞かれた。
3月26日(金)は第80回を放送する。第79回では一平が預かっていた劇団の準備金を寛治が持ち出したことが発覚したが、第80回では千代が腹を決める。千代は一平に相談し、あらためて寛治と話し合う時間を持つ。