正式発表!那須川天心、2022年にキックボクシング引退・ボクシング転向へ
神童がついに新たなステージへ――。RISE世界フェザー級王者の那須川天心が、2021年4月10日放送の「炎の体育会TV」(TBS系)で重大発表を行った。内容は、「2022年3月開催予定の『RISE』での試合を最後にキックボクシングを引退し、ボクシングへ転向する」というもの。かねてから表明していたボクシング転向へ向け、ついに正式なカウントダウンが始まった。今後出場するキックボクシングの試合数は、最少で2試合、最大でも4試合を予定。キックボクシング引退後は同2022年中のボクシングデビューを目指すという。
那須川天心といえば、史上最年少の16歳で「RISE」バンタム級王座を獲得、「神童」「キックボクシング史上最高の天才」といった異名を持ち、名声を欲しいままにしてきたキックボクシング界の“顔”。ここ数年は最強のチャンピオンとして、常に挑戦者を迎え撃つという立場にいたが、“常に挑戦していたい”という本人の思いから、キックボクシングを引退し、ボクシングへ転向することが決定した。
転向に向け、現在はキックボクシングの練習に加え、パンチの技術を上げる練習をメインにボクシングデビューに向け準備中。本人は、「キックの技術があるからこそ、ボクサー相手にも通用する部分があると思う。転向へ向けてボクシングの練習を開始してからは、毎日刺激しかない。ボクシングにおいては一番下からのスタートだから、上にどれだけ強い選手がいるんだろうってわくわくする」と“挑戦者”のスタンスを強調した。
残り数試合となったキックボクシングの試合については、「全試合KOしたいですね。ただ、引退へ向けたカウントダウンとなる数試合だからといって、いつもと何かを変えるのではなく、これまで通りの準備・調整をして試合に臨みたいと思っています」と強気のコメント。またファンに向けては、「必ずボクシング業界でも革命を起こします」と決意を語った。