有田哲平「一組一組と、がっつり話をしてみたい」
――有田さんとのエピソードで、記憶に残っていることはありますか?
最近はこのご時世でできていないのですが、「有田ジェネレーション」の収録終わりなどで、芸人さんと打ち上げをやっていて、その打ち上げ時間が収録時間よりも長かったりするんです(笑)。
例えば、ジェラードンの(アタック)西本さんが角刈りにした時は、「お前は何を思って、その角刈りにしているのか?」って、そういったことを有田さんが一人一人に向けて言っていて、「売れるにはどうすればいいのか」とか、相手のことをすごく考えたアドバイスもしていました。
あとは、有田さんが作った設定を基にコントをやったりするんです。「今のは面白くなかったから、ここをこうした方がいいね!」「じゃあもう一回」って、面白いところを探っていく…そういう飲み会だったので、打ち上げで企画が生まれたこともありました。
――今回「ソウドリ」のスタートに伴い、「有田ジェネレーション」がParaviへと移動となりましたが、配信だからこそ、挑戦できた点などはあるのでしょうか?
今回の「有ジェネ」は全編トークなので、なかなか地上波ではできない内容になっています。有田さんが「一組一組と、がっつり話をしてみたい」ということだったので、 (1日)19本撮りという収録スケジュールになりました(笑)。
一気に芸人さん18組と面談とはよくやるなと思いつつ、こういうのはやっぱり地上波ではなかなかできないことですよね。次の収録も控えているのですが、次回も地上波だったら通らないような企画になっています。(※#1は、有田と小峠英二によるレギュラー終了反省会)
地上波は尺の中で形を決めていくんですけれど、配信では、尺もそんなに気にせずに、ある程度の尺の中でまとめられるように作っているんです。
現在、配信中の「有田ジェネレーション」シーズン1では、“有ジェネファミリー”の面々や、アングラ芸人たちが、自分たちはどうしていけばいいのかなどの悩みを話しています。それに対して、有田さんと小峠さんがアドバイスをするというのが見どころになっています!
――結構、赤裸々な内容になっていましたよね(笑)。
収録の雰囲気もあると思うんですけれど、みんな地上波に比べて相談しやすそうな感じはしました。いつもの「有ジェネ」形式だと、いろいろな芸人さんがいて、競いながらネタを披露したり、平場のトークもみんなで考えながら収録をしていたんですけれど、Paraviでは、“有田さん&小峠さん対自分たち”という時間と場所を作ったので、全然違いましたね。芸人さんたちが自分のことをちゃんと話せる場が持てたのは、配信だからこそでした。