2部の柳沢慎吾とのトークでは、冒頭から柳沢のギャグを交えたマシンガントークに圧倒される井上。柳沢の「主演のラッセル・クロウが自分より2歳年下だったことに驚いた」という話題から「俺、(ラッセル・クロウと比べると)若くない? いくつに見える?」と無茶振りをされ、柳沢の顔をのぞきこむ。
「前歯を一回閉じてもらっていいですか?(笑)」とリクエストし、柳沢の真顔を観察して「63歳」と回答。それを聞いた柳沢は「それ言い過ぎだよぉ。俺ニューヨークに行った時に税関で23歳って言われたんだよ」と不満げ。対する井上も負けず「それは嘘でしょ?」とバッサリ否定しつつ、正解が59歳だと知り「あぁ失敗しちゃったぁ。でも話している時の柳沢さんは20歳です!」と茶目っ気たっぷりに笑ってみせた。
柳沢が一人二役で映画の1シーンを再現した場面では、車の効果音や日本語も織り交ぜたスピーディな展開に、井上は「車のエンジン音が一番似ていました」と笑いをとりつつ、「2人(被害者と加害者)が出会うシーンを思い出しました」と大絶賛。
「今は“おウチ時間”も多いと思いますが、息をするのも忘れるような刺激を与えてくれる映画です。握りしめていた手が、後半には緊張しすぎて何度も攣ったので、みなさんには気をつけて欲しいなと思います(笑)」と映画をアピールし会見を締めくくった。
取材・文=原千夏