「熊田さんの親心にグッと来た」
千代と熊田の出会いは第8回。奉公に来たばかりの9歳の千代が初めて芝居小屋で「人形の家」に心を奪われた日のことだった。「なんやわからへんのやけど、もっと見てたい」と言った幼い千代(毎田暖乃)に、熊田が渡した「人形の家」の台本が、千代と芝居を結ぶ最初の架け橋となったのだった。
それから35年。千代を見守ってきた熊田の万感の涙に視聴者からは「熊田さんの演技、演技とは思えないくらい感情がこもってた」「熊田さんの涙、沁みた…」「稽古場に入る千代ちゃんを最後まで見届ける親心にグッと来た」といった声が上がり、Twitterでは「#おちょやん」がトレンド1位に、「熊田さん」もトップ10圏内に上がったほか、Yahoo!検索ランキングでも「熊田さん」がトップ10に上った。
熊田役の西川忠志は「おちょやん」が6作品目の連続テレビ小説出演となる。大きな目にあふれんばかりの涙をためる様子に多くの視聴者が千代の半生を思って共感し「西川さん、本当に良い役者さん」の声が上がった。「あさイチ」の朝ドラ受けでも西川が話題に。MCの博多華丸が「ただ、熊田さんはやっぱり親(西川きよし)からのDNAが強すぎる」と笑わせる場面もあった。
5月14日(金)は最終回を放送する。千代と一平(成田凌)が共演する舞台「お家はんと直どん」の様子が描かれる。