――チョコレートの成分には炭水化物、タンパク質、脂質などがあります。そちらにちなんでまずは炭水化物＝エネルギー源という事で、宇垣さんの原動力を教えてください。
最近、てんぷらちゃん(チワプー)を飼い始めまして、この子の食いぶちだけは稼がないと！と強く思っています。一人では生きていけないですし、私が健康じゃないと散歩にも連れて行ってあげられない。だから、この子のためにちゃんとご飯を食べて、ちゃんと働こうと思うようになりました。自分の良いところでも悪いところでもあると思うのですが、私は何にも執着しない人間だったんです。でも、少なくともこの子の食費を稼ぐために社会生活は手放してはいけないと思うようになり、これまで以上にちゃんとしないと！と思うようになりました。
――(笑)。ちなみに、体ではなく心の“充電方法”はありますか？
物語に触れることです。小説や漫画を読んだり、映画を見たり、舞台を観に行ったり。物語に触れるともちろん落ちることもありますが、それも含めて、心が動いた後はすごく元気になれると思うんです。かっこいい！と思う時もあれば、この世は地獄だ…と思う時もある。ものによって受け取るものは違いますが、少しでも気付きがあると世の中がもう同じには見えない。見た前と後でものの見方が変わる作品に出会うと、充足感でいっぱいになります。
――続いて脂質です。実は女性に欠かせないホルモンの材料にもなるということで、最近、トキめいているものをお伺いしたかったのですが、言うまでもなく？
てんちゃんです！ 本当にかわいいんですよ！ （写真を見せながら）足の間で寝ているの、かわいくないですか？ この動画は「待て」と言われて、なぜか震えながら待っているところです(笑)。めっちゃかわいいですよね。それから、私、すごく着道楽なので、服を買っている時もアドレナリンが出ていると思います。ちょっと不思議な形のもの、デザイン性の高いものが好きなので、自分で「どこに着ていくんだろう？」と思いながら買うのが好きです(笑)。友達に「パリコレモデルなの？」と言われたこともあります(笑)。そういう風にツッコまれるのも好きです。
――(笑)。では、体を作る役割を持つタンパク質に引っ掛けて、宇垣さんの健康法を教えていただけますか？
寝ることも大事ですが、何だかんだチョコをいっぱい食べることだと思います。食べるのは、原稿を書く時など頭をいっぱい働かせる時が多いです。チョコは甘いですが、脳を使っているから食べても大丈夫！という気持ちで、バクバク食べています。
それから、我慢しないことですね。ダイエットのためにゆで卵しか食べないとか、そういう制約的なのは苦手で、チョコレートケーキを食べた後は走れば良くない？とか、何かで補填すればいいのではないかな？と。大学生の時にお金がなさすぎて、ずっと玉ねぎを食べていたんですけど、その頃の写真を見返すと目がギラギラしているというか、栄養が足りてない顔をしているんです。だから、食べないのは一番良くないなと。それに夜中に食べるチョコはすごく美味しいですからね。もちろん常にではなく、すごく食べたくなった時だけですけど。
「愛しのショコラ」
6月2日(水)発売 KADOKAWA
A4正寸／カラ―144ページ
1980円(税込)
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