今舞台をやる意味があると思う脚本
――再び「天才てれびくん」に携わることが決まった時の心境から教えてください。
「天才てれびくん the STAGE」の第1弾が2020年に公演していたのは知っていて、「あ、やるんだ」と注目はしていました。なので、まさか第2弾で呼んでいただけて、しかも僕が主演だなんてと驚きました。今の自分があるのは「天才てれびくん」のおかげと思っているので、その恩返しじゃないですけど、当時いろいろお世話になった気持ちを込めて、しっかりやっていきたいなと思います。
――台本を読んだ感想は?
コロナ禍でいろいろ規制がかかっている世の中で、今舞台をやる意味があるんじゃないかなと思う脚本でした。娯楽がテーマになっていますけど、本当に娯楽って必要なのかが分かりやすく描かれています。子どもが見ても面白いし、大人の方が見ても何か感じ取るものがあるんじゃないですかね。
――大人になったてれび戦士という役どころですが、ご自身を演じるのは難しそうですね。
難しいですよね。演出の小林さんは「自分自身のパーソナルな部分を出してもらいたい」と仰っていたので、何かキャラクターを作るというよりは、素の自分を演じたらいいのかなと思っています。
――素の矢部さんってどんな方なんでしょうか?
素って言ってもいろいろあります。お仕事で人前に出る矢部昌暉は、人前に出る矢部昌暉という役を演じている感覚なんですよ。明るくて、台本に一発ギャグと書いてあれば一発ギャグもしますし。普段はへにょへにょしているけど、やるときはしっかりやるみたいな。本当のオフの時の矢部昌暉とは全く違うんです。なので舞台では、人前で見せる矢部昌暉をそのまま見せられたらなと思っています。
<東京公演>
6月21日(月)~26日(土)
東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
<大阪公演>
7月10日(土)~11日(日)
大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
出演:矢部昌暉(DISH//)、長江崚行、伊藤理々杏(乃木坂46)、健人、加藤 将/伊藤裕一、伊倉愛美、千葉一磨/チャンカワイ(Wエンジン)/西川貴教<映像出演>
演出:小林顕作
脚本:川尻恵太(SUGARBOY)
公式サイト:https://www.tvkun-stage.com/
日本コロムビア
発売日: 2010/11/16