菅田将暉主演の土曜ドラマ「コントが始まる」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。6月5日に放送された第8話は、中村倫也演じるマネージャー・楠木の目線でトリオ芸人・マクベスの5年間を振り返る構成に。そこにあった楠木の思いと1話からの伏線回収が話題となり、放送後Twitterのトレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレがあります)
マクベスを5年間見守ってきた楠木
売れないトリオ芸人「マクベス」のツッコミ担当・春斗(菅田将暉)、ボケ担当の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)、そして彼らのファンになるファミレス店員・里穂子(有村架純)、その妹のつむぎ(古川琴音)という5人の若者による群像劇となる本作。
毎話、ドラマのトップシーンがマクベスのコントから始まり、残りの53分間の物語の重要な伏線としてつながるという異例の構成で、大失敗の人生を歩む若者たちが思い描きもしなかった未知の幸せと巡り合うさまを描く。
第8話は、マクベスのマネージャー・楠木(中村)が担当してきた日々を振り返った。焼き鳥店の常連だった楠木は、そこで瞬太が働き始めてマクベスと出会い、5年前から頼まれてマネージャーになった。コントの構成やネタの選定、ライブのネタ順、活動方針に至るまで話し合い、プロデューサーらに売り込みをするなど、「4人目のマクベスになったつもり」で頑張った日々。しかし、3人との距離が徐々に広がってしまい、「マクベスを最初に諦めてしまったのは俺だったのかもしれない」と振り返った。
そんななか、かつて野球部のマネージャーとして奮闘したつむぎが“マネージャー”を職にしようと、楠木のいる芸能事務所に面接に行く。志望動機が姉の助言だったことを聞いた楠木は「ひとから与えられたきっかけをいかに大切にするかで、人生って劇的に変わるんだよな」とつぶやいた。自分も本当は歌手を目指していたが社長にマネージャーを進められ、この道に入ったのだった。
そんな楠木はラストで、いつしか止めていたライブのネタ順をマクベスの3人に提案。解散ライブを前に、再び3人との距離を縮めた。