ーーシーズン1では村西とおるが監督としてのし上がっていく様と黒木香が人気女優になっていく姿が描かれたが、シーズン2はそれぞれの別れや挫折が描かれていく。
森田「シーズン1は"こうありたい"と思う人物像に向かって自分を解放しながら歩んでいきましたが、シーズン2は黒木香という仮面をつけたことによりどれが本当の自分なのか分からなくなっていく苦悩が描かれています。その自分がどんどん変化していく様子は演じていてつらくもあり、やりがいも感じました」
山田「広告の撮影でカメラマンから『本当のあなたはそうじゃないよね』と言われるシーンがすごく良かった。仮面を剥がされている感じがして恐ろしかったよね」
森田「あれは怖かったです」
山田「劇中の村西は今回もとにかくうそばかりついていて…。そしてそれを見抜かれているのも分かっていながらも、ひたすら口からでまかせを言う…」
森田「ひどいですね(笑)」
山田「現場でもいつの間にか1人になっていて。最初はみんな慕ってくれていたのに、どんどん心が離れていって目も合わせてくれない。自業自得ですがかなり孤独でした」
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