――いろいろなタイプの服を着こなすためには、常に体形をキープすることが求められると思いますけど、普段から気を付けていることは?
コロナ禍の今は全然行っていませんけど、基本的にはジムで体を動かしています。この作品はまだ世界的にコロナがはやる前に撮影したので、週1~2回ぐらいのペースでパーソナルジムに通っていました。それ以外は、割と普通に食べたり、お酒を飲んだりしています。
――お酒は毎日?
女優のお仕事の前日は飲まないようにしています。だから、映画やドラマの撮影期間中はむくみが取れて、すごくいい感じに(笑)。自然とやせていくから勝手に体形維持できているのかもしれません。
あとは、ちょっと食べ過ぎたなと感じたら、大体3日ぐらいで調整するようにしています。いきなり、翌日食事を減らすというのは難しいじゃないですか。3日でプラスマイナスゼロにするような感覚がちょうどいいのかなと思っています。
――今回の作品は時空を超えた“冒険”が1つのテーマでもありますが、これまでの人生で“冒険”した思い出は?
ちょっと前のことなんですけど、友達と車で金沢に行ったんです。ナビに2つの道が表示された時に、こっちの方が早いかもしれないと選んだルートがものすごく運転しにくい道で。夜になったら周りは何も見えないぐらい真っ暗。結局8時間ぐらいかかったんです。あれは結構な冒険でした(笑)。
――もう1つ“30年”という年月もキーワードになっていますが、これからの30年について考えることはありますか?
私は今、31歳(取材時)なんですけど、30歳という年齢は節目だったなと思っています。10代、20代とは全然違う感覚でした。
「女性は30代からが楽しいよ」ってよく言われていたんですけど、本当にそうだなって。20代後半はまだ子ども扱いされているような感じがありましたけど、30歳を過ぎると社会的にも認められてきて、いろいろなことが楽になりました。うまく表現できないですけど、不思議な感覚ですね。
ここからの30年については…、ちょっと考えるのが恐ろしい(笑)。もう1回人生をやるような感じがします。30年って長いですよね。どんな世界になっているんだろう。いろいろなものが変わっているような気がします。
◆取材・文=月山武桜
※記事内、山崎賢人の「崎」はタツサキが正式表記
6月25日(金)公開
<キャスト>
山﨑賢人
清原果耶、夏菜、眞島秀和、浜野謙太
田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造
藤木直人
<スタッフ>
監督:三木孝浩 脚本:菅野友恵 音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」(SACRA MUSIC)
原作:「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(著)/福島正実(訳)(ハヤカワ文庫刊)
製作幹事:アニプレックス 東宝 制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝 アニプレックス(C)2021 映画「夏への扉」製作委員会
【公式HP】https://natsu-eno-tobira.com/