北村:僕が演じる桜庭が抱えているものは、第1話から結構感じ取れるところが多い気がします。1人でいるときとみんなでいるときのギャップがあって、職場で明るく振る舞うのは彼らしさ。人との接し方をだいぶ間違えている感じで(笑)、距離感がうまく取れない人ですね。
波瑠:確かに距離が近い。現実にいたらウッとなるかも(笑)。
岡崎:グイグイきますね(笑)。ちょっと距離感が人とは違いますよね。私が演じる幸保が周囲に見せているのは、強気な部分ばかり。物おじせずにバンバン言っちゃいますけど、そこは両親がお医者さんでコンプレックスを抱えているからこその物言いなんです。中でも美月に当たってしまうことが多いんですけど、それは信頼関係があってのことで、いつも受け止めてもらっています。
当初はバラバラの5人だが、困難を乗り越えるごとに役としてだけでなく、俳優としてもチームワークが高まっているようだ。
田中:みんなマイペースなのですが、自然といい感じにバランスが取れてチームになっていってます。
波瑠:確かに、誰かが誰かに無理して合わせるということがなく、自然と調和しているところがありますね。ただ、岸くんが愛されキャラでみんなにイジられちゃうので、ストレスになってないかな?って。
岸:全然なっていません。イジられること大好きです!
波瑠:それなら良かった(笑)。
田中:必要以上に合わせようとしていないこのチームが、皆さんの目にどう映るのかも楽しみです!
取材・文=及川静